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米カリスマ経営者アイアコッカ氏、死去-クライスラー再建で功績

  • フォードの社長を務めた後にクライスラーで手腕を発揮した
  • カリスマ的なビジネスリーダーとして現代的な最初の例との評価も

日本勢の台頭もあって1980年前後に破綻の瀬戸際にあった米自動車メーカー、クライスラーの会長として同社を再建させたことで知られるリー・アイアコッカ氏が死去した。94歳だった。

Lee Iacocca Portrait Session

リー・アイアコッカ氏(2006年)

Photographer: Harry Langdon/Getty Images

  同氏の死因はパーキンソン病に伴う合併症だと家族が明らかにしたと米紙ワシントン・ポストが伝えた。

  アイアコッカ氏は1970年、フォードの社長に就任。同社に32年間務めたアイアコッカ氏はその後、クライスラーの会長となり、同社に14年間在籍した。

  アイアコッカ氏が米自動車メーカー「ビッグ3」のうちの2社を率いた23年の間、米市場では日本の自動車メーカーが大きく躍進。日本勢の米市場シェアは10倍となり、約30%にまで達した。1980年にクライスラー破綻を回避させたことは、アイアコッカ氏の最も優れた功績として評価されるだろう。

  2008年の金融危機とリセッション(景気後退)で打撃を受けた同社は09年4月、連邦破産法11条の適用を申請。その際、アイアコッカ氏はニューズウィーク誌に対し「米国にとって非常に意味のあった私の古い会社が絶体絶命となっているのを目にするは苦しい」と述べていた。

  イタリアのフィアットが過半を握る中でクライスラー・グループとして復活した同社は現在、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)として存続している。FCAはアイアコッカ氏の死去を確認したとのコメントを出した。

Ford Motor Co President Lee A Iacocca leaning against a F

アイアコッカ氏(1974年)

Photographer: John Olson/The LIFE Images Collection via Getty Images

  アイアコッカ氏について、ハーバード大学経営大学院のラケシュ・クラナ教授(当時)は02年、「カリスマ的なビジネスリーダーとして現代的な最初の例として恐らく歴史に刻まれるだろう」と記している。

Lee Iaccoca

アイアコッカ氏

Photographer: The LIFE Picture Collection via Getty Images

原題:Lee Iacocca, Star CEO Who Led Ford, Saved Chrysler, Has Died (2)(抜粋)

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