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Photographer: Bloomberg/Bloomberg

ドル・円は下落、欧米金利低下の流れが重しに-107円台後半

更新日時
A magnifying glass is held over a 50 subject one dollar note sheet after being printed by an intaglio printing press in this arranged photograph at the U.S. Bureau of Engraving and Printing in Washington, D.C., U.S., on Tuesday, April 14, 2015. Republican efforts to pass a fiscal year 2016 budget cleared another hurdle as the House named its members to a conference committee and Senate Majority Leader Mitch McConnell pledged to do the same by the end of the week.
Photographer: Bloomberg/Bloomberg

東京外国為替市場のドル・円相場は下落。前日の欧米金利低下の流れが続いたことがドル・円の重しとなった。米10年国債利回りはアジア時間の取引で2016年11月以来の水準まで一時低下した。

  • ドル・円は午後3時11分現在、前日比0.2%安の1ドル=107円64銭。107円92銭を日中高値に、一時は107円53銭まで下落
  • ユーロ・ドルは前日比ほぼ変わらずの1ユーロ=1.1288ドル。ユーロ・円は0.2%安の1ユーロ=121円49銭

市場関係者の見方

NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのデービッド・ルー氏(香港在勤)

  • 米長期金利は景気リスクを意識したG20前の流れが再開して1.95%台まで低下しており、ドル・円は売り優勢になっている
  • 英中銀のカーニー総裁が景気先行き懸念を指摘したことで、米中貿易摩擦の休戦を好感した流れが早くも終わった感がある
  • ただ、明日の米国休場や金曜日の米雇用統計を控える中で、新たな悪材料が出ない限りは107円割れのリスクは小さいだろう

三菱UFJ信託銀行資金為替部為替課の池島俊太郎課長

  • ドル・円は6月からの戻りで109円回復を失敗した形で下げており、米ADP雇用統計やISM非製造業景況指数をこなした後の着地点が重要
  • 6月安値からの揺り戻し局面が続いているかどうかを判断するうえで、107円半ばを維持してきょうを終えるかが重要
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を見るうえで、米経済指標を見ていく必要。各国中銀がハト派的になる中で、緩和ののりしろが少ない日銀ということで、円高圧力はかかりやすい
ドル・円は米中首脳会談前の水準へ下落

背景

  • 米10年国債利回りは時間外取引で前日比3bp低下の1.95%程度、一時は1.94%と16年11月以来の低水準。日経平均株価は前日比116円安で取引を終えた
  • イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は2日、保護主義の台頭が世界経済にもたらす悪影響について警告。経済は「広い範囲で減速」し、大規模な政策対応が必要になる可能性があると発言
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