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日銀国債買い入れオペ、2カ月連続で3ゾーンの増減同時実施

更新日時
日銀の黒田総裁

日銀の黒田総裁

Photographer: Toru Hanai/Bloomberg
日銀の黒田総裁
Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

日本銀行は3日、残存期間1年超3年以下の国債買い入れを増額した一方、3年超5年以下と10年超25年以下を減額するオペを同時に実施した。金利差が逆転している中期ゾーンや利回り曲線のフラット(平たん)化が進んでいる超長期ゾーンに異例の措置を講じた格好だ。

  債券市場では7月のオペ運営方針に沿った内容で、減額幅が小さいとの見方から買いが優勢となっている。長期国債先物市場で中心限月の9月物は徐々に水準を切り上げ、一時は前日比22銭高の153円91銭まで上昇。長期金利の指標とされる新発10年物国債利回りはマイナス0.15%と、前日よりも1.5ベーシスポイント(bp)低い水準で取引されている。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、今回のオペ通知額について、「中期ゾーンは1ー3年と3ー5年で合計プラスマイナスゼロを予想していたが、若干の増額となり、10-25年の減額分をいくらか埋める形」と指摘。債券相場の堅調推移については、「こういったオペの内容が若干好感されている面もあるのではないか」と述べた。

日銀オペ提示額(金額は億円)

年限提示額前回比較
1ー338003500+300
3ー538004000▲200
10ー2518002000▲200
25年超400400

  

  日銀は前週末に公表した7月のオペ運営方針で、1年超3年以下の買い入れ額の上限を500億円引き上げた一方、3年超5年以下と10年超25以下は500億円引き下げた。金利差逆転が顕著な3年超5年以下に関しては買い入れ額の下限も500億円下げた。

7月の国債買い入れオペ運営方針の記事はこちらをご覧下さい。

(第2、3段落を追加して更新します)
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