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イタリア、今年の赤字目標を2%へ引き下げ-EUの制裁回避狙う

  • イタリア債は上昇、2年債利回りはマイナス圏つける
  • 2020年の財政赤字目標は従来通り2.1%-関係者

イタリアのポピュリスト政権は2019年の財政赤字目標を引き下げた。債務抑制に失敗した国に対する「過剰財政赤字是正手続き(EDP)」を回避したい考えで、欧州連合(EU)の財政ルールに従う。

  匿名を条件に述べた関係者1人によると、イタリア政府は19年の財政赤字を国内総生産(GDP)の2.04%とする見通し。4月時点では同2.4%を見込んでいた。

  これを受けイタリア債は上昇、5日続伸へと向かっている。10年債利回りは一時10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて1.87%と、約1年ぶり低水準。

  2年債利回りは、連立政権が誕生した2018年5月以来初めてゼロ%を割り込んだ。2年債利回りはこの日、一時12bp下げてマイナス0.02%をつけた。

Italian bond yields have fallen from their highs of 2018

  財務省発表の声明によると、1日にローマで行われた閣議では今年の財政赤字を76億ユーロ(約9291億円)縮小させることで合意。歳入増加のほか、歳出減少も赤字縮小に寄与する。同国は社会政策として15億ユーロを用意していたが、需要は予想に及ばなかったという。

  財政赤字見通しの引き下げによってイタリアの構造的赤字は今年0.3ポイント改善する。従来予想では0.2ポイントの悪化だった。

  2020年の財政赤字目標については従来通りGDPの2.1%だと、同関係者は述べた。

原題:Italy Cuts 2019 Deficit Goal to 2% in Bid to Avoid EU Procedure(抜粋)
Italy Cuts 2019 Deficit Goal to 2% in Bid to Avoid EU Procedure

  

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