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債券上昇、米長期金利の大幅低下で-日銀オペ減額は小幅にとどまる

更新日時

債券相場は上昇。世界経済への懸念や主要国の金融緩和観測を背景に、米長期金利が大幅に低下したことを受けて買いが優勢となった。日本銀行がこの日に実施した中期・超長期ゾーンの国債買い入れオペの減額が小幅にとどまったことも買い安心感につながった。

  • 長期国債先物9月物の終値は前日比25銭高の153円94銭。一時153円96銭まで上昇
  • 新発10年債利回りは2ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.155%
  • 新発5年債利回りは1.5bp低下のマイナス0.255%
  • 新発20年債利回りが0.215%、新発30年債利回りは0.345%と、いずれも1週間ぶりの低水準

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 米長期金利は下がり過ぎの感じもするが、世界経済の減速懸念は健在。英利下げ観測や欧州中央銀行(ECB)新総裁にラガルド氏と、どこの中央銀行も金融緩和の姿勢が目立つ
  • 日銀オペの金額変更はほぼ予想通りだったが、中期ゾーンが合計で若干増額になり、超長期ゾーンの減額分をいくらか埋めた形
  • ただ、日銀は追加緩和にすぐ動くような状況でもなく、イールドカーブを立たせたい意図もあるとみられ、国内では利回り低下もゆっくり慎重にしか進まない

日銀オペ

  • 残存1ー3年が前回比300億円増の3800億円、3ー5年は200億円減の3800億円、10ー25年は200億円減の1800億円、25年超は400億円で据え置き
  • 応札倍率は1ー3年と3ー5年、25年超で低下
  • 野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト
    • 2ー5年ゾーンの逆イールド是正に効果的との判断か。10ー25年の減額も含めた3ゾーン合計で月200億円の小幅な減額
    • あくまでイールドカーブの微調整のためで、金融正常化などの思惑が生じないよう、かつ減額の方向性は変わらない姿勢を示せる規模の減額
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.225%-0.255%-0.155%0.215%0.345%0.385%
前日比-0.5bp-1.5bp-2.0bp-2.5bp-3.5bp-4.0bp
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