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商工ローン貸倒損失が下期に拡大も、銀行利益のリスクに-UBS

  • 融資の伸び鈍化や延滞率の上昇にアナリストは言及
  • 「収入の多角化」によって影響が比較的緩和される可能性

銀行の商工ローンの貸倒損失が今年下期に拡大し、利益がリスクにさらされる危険があることが、UBSグループの新たな独自モデルで示された。

  アナリストのサウル・マルティネス氏は「低金利に伴う純金利マージンへの圧力に投資家の注目が集まっているが、信用コストの上昇が過小評価されているリスクの一つであることがモデルからうかがえる」と分析。商工ローンの貸倒損失が20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)増えれば、2020年の1株利益が2-4%損なわれるとの見通しを示した。大手銀行よりもテキサス・キャピタル・バンクシェアーズやバンクユナイテッドなど中規模銀行がさらされるリスクの方が全般に大きいという。

  純貸倒償却率が上昇する可能性が高い理由について、マルティネス氏は「状況が非常に悪化している」と説明し、融資の伸び鈍化や延滞率の上昇などに言及した。

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  マネーセンター銀行とウェルズ・ファーゴは「収入の多角化」によって影響が比較的緩和されることが考えられる。UBSの分析によれば、 シティグループやJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、ウェルズ・ファーゴは、利益に及ぼす貸倒損失拡大の影響が地方銀行に比べて小さい。

原題:Banks Will Face Rising Credit Losses Later This Year, UBS Warns(抜粋)

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