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債券市場、G20でもムード変わらず-利下げ予想と利回り低下は続く

  • 市場は米中休戦や地政学的緊張緩和をほとんど認識していないもよう
  • FOMCでの利下げ幅を巡り5日の米雇用統計が注目されている

米中休戦など20カ国・地域(G20)首脳会議での明るいニュースを受けて債券市場のムードが変わるかと思われたが、1日には製造業についての弱いデータが世界経済への圧力をあらためて示し、欧州債の利回りは低下、米利下げ予想は揺るがなかった。

  ドイツ10年債の利回りは過去最低を更新。イタリア債も値上がりした。米10年債利回りは2%付近となり、先物は依然として年内0.75ポイント近い米利下げを織り込んでいる。市場は米中貿易休戦や、トランプ米大統領の北朝鮮訪問による地政学的緊張緩和をほとんど認識していないようだ。

Upbeat G-20 news leaves Fed easing bets intact

  G20での最悪シナリオは回避され、金融政策が債券市場の焦点となった。欧州では欧州中央銀行(ECB)当局者が物価押し上げに向けた行動を示唆。米国では今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で見込まれる利下げの幅を巡り5日の米6月雇用統計が注目されている。

  RBCウェルスマネジメントの米債券ストラテジスト、トム・ギャレットソン氏は、米国債「市場は10年債利回り2%水準を維持しながら7月FOMCの結果を待っている」と話した。

  製造業の調査データは最新の懸念材料だ。米国は持ちこたえているものの、新規受注のデータが見通しを曇らせる。中国の製造業指数は6月に縮小を示す50以下にとどまり、ユーロ圏はより大幅に50を下回った

  ドイツ10年債利回りはマイナス0.36%に低下。先物市場は7月に0.32ポイント程度の米利下げを示唆している。

原題:Bond Traders Find That Downbeat Factory Data Puncture G-20 Cheer(抜粋)

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