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7月1日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが2カ月ぶり大幅高、米国債利回り上昇で

  1日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が4月以来の大幅高。米ISM製造業景況指数は低調な内容だったが、アジアや欧州で全般的に製造業活動の縮小が示されていることに比べると、それほど悪くないとの見方が広がった。米国と中国が貿易協議再開で合意したことを背景に、米国債利回りが上昇した。

  • ニューヨーク時間午後4時49分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%上昇と、4月24日以来の大幅高。上昇は4営業日ぶり
  • ドルは対主要10通貨で全面高。貿易に関して楽観的な見通しが強まったこともドルを支えた
    • 主要10通貨ではスイス・フランが下落率トップ。リスクセンチメントの改善や同国の製造業活動を示す6月の指数が予想を下回ったことが背景
  • 6月のISM製造業総合景況指数は、2016年10月以来の水準に低下。ただ、市場予想ほどは落ち込まなかった
  • 米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.03%。2年債利回りは3bp上げて1.79%
  • ドルは対ユーロで0.8%高の1ユーロ=1.1285ドル。対円では0.5%上昇の1ドル=108円43銭
    • ユーロが対円で売られたことから、ドル・円は伸び悩み

欧州時間の取引

  円が下落。米国債も下げた。米中が貿易協議の再開で合意したことから、逃避需要が減退した。米ISM製造業景況指数の発表を控え、ドル指数は1週間ぶりの水準に上昇。一方、ユーロ圏の製造業指標が期待外れとなったことで、ユーロは下落。予想を下回る中国指標が嫌気され、資源国通貨も値下がりした。
原題:Dollar Posts Best Jump in 2 Months After U.S. Data: Inside G-10(抜粋)
Yen Dips on Trade Truce; Dollar Climbs Before Data: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500が高値更新、米中休戦宣言で

  1日の米株式相場は続伸。米中の貿易戦争休戦を受け、S&P500種株価指数は過去最高値を更新した。ただ米国の指標で製造業の減速が示されたことから、上値は限定された。米国債相場と金はともに下落。

  • 米国株はS&P500種が最高値更新、米中の貿易戦争休戦を好感
  • 米国債は下落-10年債利回りは2.03%
  • NY原油は反発、OPEC減産延長決定で-値動きは不安定
  • NY金は約1年ぶりの大幅安、貿易戦争休戦が打撃

  S&P500種は10営業日ぶりに最高値を更新。トランプ米大統領が華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置を緩和すると述べたことを受け、半導体銘柄が相場上昇をけん引した。ナスダック100指数は2カ月ぶりの高値。一方、米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数が6月に低下したことから、工業株は軟調となった。

  S&P500種株価指数は前週末比0.8%高の2964.33。ダウ工業株30種平均は117.47ドル(0.4%)高の26717.43ドル。ナスダック総合指数は1.1%上昇。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.03%。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。石油輸出国機構(OPEC)による減産延長合意が米経済指標の低調に勝った。寄り付きで急伸した後に伸び悩み、上げを失う場面もあったが、OPECがロシアを含む非加盟産油国との長期的な協力を巡って最終妥結に至ったとOPEC加盟国の代表が示唆したと伝わったことで終盤に盛り返した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は62セント(1.1%)高の1バレル=59.09ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は32セント高の65.06ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。米中が貿易戦争の休戦を宣言したことが逃避先資産に打撃となり、金はここ1年で最大の下げとなった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は1.7%安の1オンス=1389.30ドルと、1400ドルを割り込んで終了。

  QMAのポートフォリオマネジャー、エド・キャンベル氏は「米中のニュースを受けた相場上昇はおそらく短命に終わり、非常に弱い成長データを懸念する相場に戻るだろう」とインタビューで語った。

  この日の米経済指標は他の主要経済国で発表された低調な製造業指標に続くもので、世界の中央銀行が金融緩和路線にとどまるとの見方を強固にした。金利先物市場が引き続き2019年末までに0.75ポイント程度の米利下げがあることを織り込む中でも、10年債の利回りは上昇した。
原題:U.S. Stocks Hit Record on Trade Truce: Bonds Drop: Markets Wrap(抜粋)
Oil Rises as OPEC Extends Supply Cuts, Overcoming Demand Jitters
Gold Sinks Most in a Year as Trade Truce Deals Blow to the Bulls

◎欧州債:イタリア債中心に上昇、高利回りが買い材料に

  1日の欧州債市場で、イタリア10年債利回りが2018年5月以来初めて2%を割り込んだ。他のユーロ圏国債利回りは過去最低を更新した。域内の製造業PMI統計が投資家の失望を誘い、通商問題を巡る朝方の楽観が相殺された。さらに利回り追求がテーマになったことも国債買いにつながった。

  • イタリア債は5-10年債を中心に上昇。ECB政策委員会メンバー、クノット・オランダ中銀総裁とデコス・スペイン中銀総裁は追加緩和の可能性を示唆した
  • ドイツ債利回りはマイナス0.362%と、過去最低を更新した
  • ドイツ10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下してマイナス0.36%、フランス10年債利回りは5bp下げてマイナス0.05%。イタリア10年債利回りは17bp下げて1.93%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Lead Gains in Hunt for Yield; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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