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銀行、レバレッジドローン市場の混乱にさらされる可能性-BIS

銀行は1兆3000億ドル(約140兆円)規模のレバレッジドローン(相対的に信用力の低い借り手向けの融資)市場において、主に最も安全な部分を保有しているものの、同市場の混乱にさらされる可能性はあると、国際決済銀行(BIS)が指摘した。

  銀行がレバレッジドローンの借り手への与信枠を拡大しているか、ローン担保証券(CLO)の手数料に依存しているか、あるいは前回の危機以降に資本準備金を再構築できなかった場合は影響を受けやすいと、BISのアナリストらは6月30日公表のリポートで分析した。

  CLOは最上位の最優先部分(シニアトランシュ)が前回危機を無傷で切り抜けて以降、人気が急増したため、当局が監視を強めている。BISによると、銀行が直接保有するCLOトランシュのうち、約30%を日本の銀行が占める。一方、ドイツ銀行などは余剰現金でのリターン拡大を目指し最も安全なトランシュを購入しているという。

  BISのアナリストらは「少数の銀行にエクスポージャーが集中していることから、一部に脆弱(ぜいじゃく)性が生じる可能性がある」と指摘。「概して、銀行が直接的なエクスポージャーから被る損失は低くなりそうで、2006ー07年のサブプライム危機時よりもうまく対応できる状況にあるはずだ」と記した。

原題:Banks Exposed to Possible Loan Market Tumult, BIS Says (Correct)(抜粋)

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