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ECB、必要なら一段の金融緩和可能-チーフエコノミストのレーン氏

欧州中央銀行(ECB)のレーン理事は1日、チーフエコノミストとして初のスピーチで、過去の金融緩和には効果があったとし、必要ならさらに緩和が可能だと語った。  

  同理事はヘルシンキでの会議で、「ECBの政策手段が有効だったと言うことは、つまり目標達成のために必要であればさらなる金融緩和が可能であることを意味する」と語った。「目標へのインフレ収束を遅らせる、あるいは逆方向に動かし得る衝撃に対し積極的に対応することによって、金融政策決定における一貫性を中銀が示すことが不可欠だ」と論じた。

Central Bank of Ireland Governor Philip Lane Interview

ECBチーフエコノミストのレーン理事

Photographer: Bloomberg/Bloomberg

  また、市中銀行への長期資金供給とコミュニケーション戦略が補完的な役割を果たすとも述べた。

  「目標を下回るインフレが長引く場合、中期的なインフレ目標に焦点を合わせることについてのコミュニケーションが課題になる。実際のインフレ動向が掲げられている目標により近接していれば、目標へのコミットメントを示すことがより容易であることは明らかだ」と語った。

  ECBは6月、金利に関するフォワードガイダンスを調整し、現行の政策金利を少なくとも2020年半ばまで維持するとした。レーン氏はこの修正について「市場の見方を肯定することを意図した」ものではなく、現在の景気の状態から政策委員会が最も可能性が高いと考える金利の道筋を示唆したものだと説明した。

 

原題:ECB’s Lane Says Further Easing Can Be Provided if Required(抜粋)
ECB’s New Chief Economist Sees Room for Stimulus on Weak Prices

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