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イタリア債上昇、10年債利回り2%下回る-EU制裁回避の楽観強まる

  • 利回り低下は4週連続、今年3月以降で最長
  • ギリシャ債は過去最低の2.375%、総選挙前に

イタリアが財政赤字を巡る欧州連合(EU)の制裁を回避できると、同国債投資家はますます自信を深めている。

  1日の欧州債市場で、イタリア10年債利回りは2018年5月以降で初めて2%を下回った。欧州委員会がイタリアに対する「過剰財政赤字是正手続き(EDP)」の決定を今夏は見送るとの楽観が背景にある。それでも同国債利回りはギリシャに次ぎ、ユーロ圏で2番目に高い。

Investors are betting that Italy will avoid EU punishment this summer

  大阪で開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議でイタリアのトリア財務相は、同国の予算を1日に修正し、欧州委員会に送付する予定だと表明。前向きな結果を期待していると語った。

  イタリア10年債利回りは前週末比10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して1.99%を付けた。同国債利回りは週ベースで4週低下が続いており、今年3月以降で最長。ナットウェストはイタリア5年債を同年限のドイツ債に対して買い、160bpへのスプレッド縮小を目標とするよう投資家に推奨している。このスプレッドは1日、9bp縮小して192bpとなっている。

  1日はギリシャ債も上昇。同国10年債利回りは8bp低下し、過去最低の2.375%を付けた。7日に実施する総選挙では、野党の新民主主義党(ND)が与党・急進左派連合(SYRIZA)に勝利することが有力視されている。

原題:Italian Bond Rally Shows Bets EU Budget Punishment to Be Averted(抜粋)
Greek 10-Year Yield Falls to Record Low Ahead of Elections

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