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債券は小幅安、あすの日銀オペ減額観測が重し-10年入札は無難に通過

更新日時

債券相場は小幅安。財務省がこの日に実施した10年利付国債入札は無難に通過したものの、日本銀行が明日の国債買い入れオペを減額するとの観測から中期債を中心に売りが優勢となった。

  • 長期国債先物9月物の終値は前日比3銭安の153円69銭。朝方に153円79銭まで上昇したが、午後は軟化し、取引終了前に153円68銭まで下落
  • 新発10年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.145%
  • 新発5年債利回りは1bp高いマイナス0.24%。新発20年債利回りは1bp低い0.225%で始まったが、その後0.24%に上昇

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 日銀が先月末に公表した今月のオペ運営方針を受け、3日のオペでは残存期間3年超5年以下が減額される可能性が高い
  • オペ減額観測から5年ゾーン中心に相場が安くなり、長期債相場も10年債入札後に伸びず、売りがやや優勢になった
  • 市場は3年超5年以下については1回300億円程度の減額は織り込んでいるので、日銀があす500億円減らせば、逆イールドになっている中期債の相場はいったん調整に入るだろう

10年債入札

  • 最低落札価格は102円40銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値と一致
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.92倍と昨年12月以来の低水準、前回は3.99倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)2銭に縮小、前回は3銭
  • SMBC日興の竹山氏
    • 高値警戒感があった割にはしっかりした結果
    • 国内勢は買いにくい水準で354回債からの入れ替え需要が中心
  • 備考:過去の10年債入札の結果一覧

背景

  • 1日の米10年債利回りは2bp上昇の2.02%程度で終了。この日の時間外取引では2.01%台で推移
  • 日経平均株価の終値は0.1%高の2万1754円27銭。東京外為市場の円相場は1ドル=108円台前半で推移
  • 日銀は3日、残存期間1年超5年以下と10年超の国債買い入れオペを実施する予定

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.220%-0.240%-0.145%0.240%0.380%0.425%
前日比+0.5bp+1.0bp+0.5bp+0.5bp+0.5bp 横ばい
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