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投資先変わる日本株、業種選別カギはベータ値-内需安定からシフト

  • 米中は貿易交渉再開で合意、米国株先物は大幅高で推移
  • 非鉄金属や機械、海運が買われる公算、安定株回避も-東海東京調査
Final Trading Day Before Super Golden Week Holiday
Photographer: Keith Bedford/Bloomberg
Final Trading Day Before Super Golden Week Holiday
Photographer: Keith Bedford/Bloomberg

米国と中国との通商問題に対する懸念が後退し、米国株にけん引される形での世界的な株高期待が高まっている。日本株市場でも市場平均との連動性を示すベータ値の高い業種が注目されそうだ。

  トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が貿易戦争の休戦で合意したことを受け、アジア時間1日の米国株先物は大幅高で推移している。

  東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは「トランプ大統領は大統領選に向けて貿易や経済、外交で動き始めたようだ。貿易問題での休戦はサプライズで、交渉次第で関税がどうなるか分からないと主張していた従来とは次元が違う態度だ」と指摘。農業分野、製造業分野ともに選挙が近付くほど中国に対して強硬姿勢が難しくなることや、米利下げ観測の強さを考慮すると「来年の大統領選挙まで米国株は崩れないだろう」と述べた。

東証33業種でβ値の高い業種(過去2年間、出所:東海東京調査センター)
1 非鉄金属
2 機械
3 海運
4 石油・石炭製品
5 ガラス・土石製品
6 電機
7 鉱業
8 金属製品
9 その他金融
10 鉄鋼
11 証券・商品先物取引
12 銀行
13 保険

同β値の低い業種(同)
1 空運
2 水産・農林
3 電気・ガス
4 陸運
5 食料品

 
  米主要株価3指数とも最高値を更新する可能性があると平川氏はみており、「日本株も追随することになりそう」と話した。日本株市場ではこれまでボラティリティーの低いディフェンシブ関連が優位だったが、「相場の上昇に付いていくためにはベータ値の高い業種を買わなければ間に合わなくなる。投資対象は真逆に向かう」とみている。

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