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Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

相場の急反発に備える中国投資家-「一時休戦」の中で慎重な見方も

  • 米中の休戦合意は1日のリスク資産を世界的に押し上げも
  • 国内景気の減速が引き続き足かせ要因-6月製造業PMIも低調
A pedestrian uses a smartphone while walking along the Bund as skyscrapers of the Pudong Lujiazui Financial District stand across the Huangpu River in Shanghai, China, on Friday, Dec. 28, 2018. China announced plans to rein in the expansion of lending by the nation's regional banks to areas beyond their home bases, the latest step policy makers have taken to defend against financial risk in the world's second-biggest economy.
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

6月29日に開かれた米中首脳会談で通商を巡り幾分の前進が見られたことから「リリーフラリー」が想定され、中国の投資家はようやく他にも目を向けることができるようになる。

  運用担当者は20カ国・地域(G20)首脳会議(大阪サミット)に合わせて行われたトランプ米大統領と習近平国家主席の会談にそれほど大きな期待を寄せていなかった。中国本土株や為替市場の商いは薄く、一方向にポジションを傾ける向きは乏しかった。だが、両首脳が貿易協議の再開で合意したことは市場に歓迎される見通しで、華為技術(ファーウェイ)に対する事実上の禁輸措置を緩和するとのトランプ大統領の決断をポジティブサプライズと評価する向きもある。

  米中首脳会談を受けた市場関係者のコメントは次の通り。

  • 現状を踏まえれば、恐らく最善の結果だろう-オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のクーン・ゴー氏
  • 投資家はファーウェイ禁輸の緩和を全く予期していなかった-UOBケイ・ヒアン(香港)のスティーブン・レオン氏
  • これはまだ一時休戦であり、合意ではない-コメルツ銀行の周浩氏
  • コンセンサスは休戦が宣言されると予想していたため、今回のニュースによるインパクトは長続きしない可能性-ナットウェスト・マーケッツのマンスール・モヒウディン氏
  • 市場はいよいよ我慢の限界かもしれない-IGアジアのジンイ・パン氏

  米中首脳が合意した一時休戦は1日の取引でリスク資産を世界的に押し上げる公算が大きくなっているが、景気減速が主な足かせ要因になっていることに変わりはなく、投資家にとっては中国当局の景気対策が十分かどうかはっきりしない。30日発表された6月の製造業購買担当者指数(PMI)は引き続き節目の50を割り込んだ。

  BNPパリバ・アセット・マネジメントのマルチアセットクオンツソリューションズ・クライアントアドバイザリー責任者、ポール・サンドゥ氏は「両首脳の合意が中国株式市場や人民元安を完全に好転させるとは考えていない」と説明。「先送りにすぎないと私はみている」と話した。

Northern Shift

Foreigners regain interest in Chinese shares after being sellers for back-to-back months

Source: Bloomberg

原題:China Traders Gear Up for Relief Rally, Though Caution Prevails(抜粋)

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