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華為の禁輸緩和、アジアのテクノロジー株にはプラスとマイナス材料

  • メモリーの需要を巡る懸念が後退し、半導体株が上昇する見込み
  • 韓国や台湾の株価指数や日本のテクノロジー株は1日に上昇の公算
Key Speakers at Viva Technology Conference
Photographer: Marlene Awaad/Bloomberg
Key Speakers at Viva Technology Conference
Photographer: Marlene Awaad/Bloomberg

米国と中国が貿易戦争で休戦を宣言したことで7月1日の株式相場は急反騰するとの見方が多い。アジアで最も救われた分野はテクノロジーだ。

  トランプ大統領は華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置の緩和を決めた。半導体メモリーの需要を巡る懸念が後退し、半導体株が上昇する見込みだ。この分野は1年余りにわたって米中貿易摩擦の影響を受けてきた。

  JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバルマーケット・ストラテジスト、ケリー・クレイグ氏は「中国企業へのテクノロジー販売禁止の解除は予想以上のステップで、週明けの市場の反応はポジティブなものとなる公算が大きい」と電子メールで指摘した。

  世界最大の半導体メーカーである韓国のサムスン電子やSKハイニックスは共にファーウェイと米企業の両方に製品を供給しており、1日の市場で値上がりして指標の韓国総合株価指数を押し上げる公算だ。日本のテクノロジー株や台湾の加権指数も上昇する可能性がある。

  一方、中国国内の半導体メーカーは先月、米国の禁輸対象リストに掲載されたファーウェイに供給される輸入品が限定的だったことで上昇したが、1日の市場では売られる可能性がある。

  トランプ大統領が短い時間、北朝鮮側に入ったことや金正恩朝鮮労働党委員長と米朝首脳会談を行い、非核化協議の再開で合意したことで、防衛関連株に動きがあるかもしれない。日本企業では石川製作所、豊和工業、細谷火工、三菱重工業などだ。トランプ大統領は5月に来日した際に自動車への追加関税発動の延期を発表したが、今回、日米が通商交渉の加速で合意したことで、トヨタ自動車やホンダをはじめとする自動車株にも注目した方がよい。

原題:Huawei Reprieve Is Good and Bad News for Asia Tech Stocks(抜粋)

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