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日本株は3カ月ぶり上昇率、米中交渉再開や円安好感-上昇銘柄2000超

更新日時
  • 米国は中国への追加関税発動を先送り、ファーウェイの禁輸措置緩和
  • ドル・円は一時1ドル=108円50銭台、米朝も非核化協議再開へ

1日の東京株式相場は反発し、3カ月ぶりの大幅高。米国と中国が通商交渉の再開で合意したことや、為替相場の円安推移で業績懸念が後退、電子部品や設備投資関連のほか、海運など海外景気敏感中心に東証33業種は全て高い。

  • TOPIXの終値は前週末比33.71ポイント(2.2%)高の1584.85
  • 日経平均株価は同454円05銭(2.1%)高の2万1729円97銭

〈きょうのポイント〉

U.S. President Donald Trump News Conference

29日のG20後に記者会見するトランプ米大統領

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  三井住友DSアセットマネジメントの金本直樹シニアファンドマネジャーは「米中通商問題は協議継続や追加関税見送りまでがメインシナリオだった。ファーウェイの禁輸措置緩和までは想定していなかった。これで年内の交渉決裂や悪化は想定しづらくなった」と指摘。5月から米中懸念が強まって株価が下落した経緯から「日経平均は大型連休手前の2万2000円近辺まで戻る可能性がある」との見方を示した。

  米国株先物や中国上海総合指数が大幅高となったことも追い風となり、TOPIXと日経平均の上昇率は3月26日以来の大きさとなった。東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは「米中休戦と米朝会談はダブルサプライズ。投資家心理は上向く」と指摘。投資家は相場の上昇ペースに追いつくような業種選択が必要になりそうだとみていた。

業種選別のカギを握るベータ値の記事はこちらをご覧ください

  東証1部銘柄の94%が値上がりする中で、上げが目立ったのは電子部品や半導体関連株。電子部品はファーウェイを中心とする米中テクノロジー摩擦への警戒から「ポジションを落としていた投資家が多かったため、ウエートを戻す動きが出た」と三井住友DSの金本氏。ファーウェイ向け比重が特に大きいとみられている太陽誘電は15%上昇した。もっとも「在庫調整は遅れている。米中製造業指標の落ち込みは大きく、ここから設備投資を含めて戻るとの確認が持てない」とも同氏は話した。

  • 東証33業種は海運や金属製品、電機、機械、医薬品、建設、卸売、輸送用機器、ガラス・土石製品が上昇率上位
  • 東証1部の値上がり銘柄数は2010、値下がりは108
  • 東証1部売買代金は2兆2029億円、6月21日以来の高水準
    1日は大幅反発
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