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債券下落、リスク選好やオペ方針受け売り優勢ー利回りはスティープ化

更新日時

債券相場は下落。米国と中国が首脳会談で貿易戦争の休戦で合意したことや、米朝が首脳会談を開いて非核化協議の再開で一致したことを受けたリスク選好を背景とした売りが優勢となった。日本銀行が前週末に公表した今月の国債買い入れオペ運営方針の修正や10年債入札を控えた売りで、利回り曲線にはスティープ(傾斜)化圧力が掛かった。

  • 長期国債先物9月物の終値は前週末比13銭安の153円72銭で引け。取引終盤に153円65銭まで下げ幅を広げる場面も
  • 新発10年物354回債利回りは2ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.145%
  • 新発20年債利回りは一時0.245%、新発30年債は0.385%まで上昇

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • 20カ国・地域(G20)首脳会議や米中首脳会談などは市場にとって良い方向に行ったのはほぼ間違いなく、リスク回避がやや後退して株高・債券安要因になっている
  • ただ、先行き実際にどの程度の緊張緩和になるのかや米利下げ観測への影響については、海外市場の反応を今晩みてみないと分からない
  • 国内の需給面では10年債入札をあすに控え、相場がやや重くなっている
  • 日銀の企業短期経済観測調査は製造業は弱めで非製造業は底堅かったが、世界経済と円高への懸念がある中では景況感は好転しにくい。市場はほぼ織り込み済みで影響は限定的

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.225%-0.245%-0.145%0.240%0.380%0.425%
前週末比 横ばい+1.5bp+2.0bp+2.0bp+2.5bp+2.0bp
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