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トランプ氏、テロ対策でサウジ皇太子称賛-記者殺害事件に触れた

更新日時
  • 事件に「私は非常に強い調子で言及し彼は非常に強い調子で答えた」
  • テロ組織への資金の流れ断つサウジの取り組みを評価

トランプ米大統領は29日、テロ組織への資金の流れを断つことに取り組んでいるサウジアラビアのムハンマド皇太子を称賛する一方、同皇太子との朝食会でサウジ出身ジャーナリストでワシントン・ポスト紙のコラムニストだったジャマル・カショギ氏が昨年殺害された事件に触れたことを明らかにした。

  20カ国・地域首脳会議(G20サミット)閉幕後の記者会見でトランプ氏は、カショギ氏死亡について「どうなっているのか質問した」と発言。さらに、皇太子が事件について「非常に怒り、大変不満に思っている」と続け、「私は非常に強い調子で言及し、彼は非常に強い調子で答えた」と述べた。

  トランプ大統領は朝食会や他の首脳らとの会合ではカショギ氏について記者の質問に答えるのを拒んでいた。ムハンマド皇太子から怒りを買うことを恐れていたのかと問われると、トランプ氏は「人を怒らせることなど、私は気にしない」と述べた。  

  トランプ氏はムハンマド皇太子との朝食会の冒頭で、「サウジアラビアやその他の国がテロを支援しているのではないかとの疑惑が長い間あった」が、 「それと正反対の方向に進むため多大な努力が行われた」と指摘。「われわれは素晴らしい関係を築いており、それは非常に重要だ」と述べ、皇太子を「私の友人」と呼んだ。

  トランプ氏はさらに、サウジ女性により大きな自由を認める皇太子の取り組みに言及。「非常に前向きな革命のようなものだ」と述べた。

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G20サミットに合わせて朝食を共にしたトランプ大統領とサウジアラビアのムハンマド皇太子(大阪、6月29日)

  ムハンマド皇太子は「われわれは国のために最善を尽くそうとしている」と述べ、「これは長い道のりだ。さらに多くのことをする必要がある」と付け加えた。

  トランプ氏は、朝食会の冒頭でカショギ氏殺害事件に関する記者の質問には答えなかった。ホワイトハウスがその後配布した資料によると、米・サウジ首脳は「人権問題の重要性」について話し合ったという。

  ムハンマド皇太子は、カショギ氏が昨年10月にイスタンブールのサウジ総領事館内で殺害された事件について自身の関与を否定している。

原題:Trump Says He Raised Khashoggi With ‘Friend’ Prince Mohammed (抜粋)

(記者殺害事件に触れたとの情報を加えて更新します.)
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