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6月28日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数小動き、月間で下げ-大阪G20にらんで様子見

  28日のニューヨーク外国為替市場ではドルが横ばい。トランプ大統領と中国の習近平国家主席の会談を控えた様子見商状で、狭い値動きにとどまった。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%未満低下
    • 月間ベースでは1.6%低下と、2018年1月以来の大幅落ち込み
    • 4-6月(第2四半期)で見ても低下。四半期ベースで下げるのは18年1-3月(第1四半期)以来
    • ドルは主要10通貨に対して高安まちまち。対ドルではニュージーランド・ドルが最も上昇
  • この日の値動きは、月末および四半期末に伴う資金フローとポジション調整が主な背景
  • 20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)での米中首脳会談を控え、中国の劉鶴副首相と米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が会合した
  • ニューヨーク時間午後4時20分現在、ポンドはドルに対し0.2%高の1ポンド=1.2699ドル
    • 1.2735ドルで日中高値を付けた
    • 英国の1-3月国内総生産(GDP)確定値は前期比0.5%増で修正なし
    • ポンドは今四半期ドルに対し2.6%安と、主要10通貨で最大の下げ
  • ユーロはドルに対してほぼ変わらずの1ユーロ=1.1368ドル
    • 日中、1.1393ドルまで上げる場面があった
    • 月間、四半期ベースではユーロ高・ドル安
  • ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=107円82銭
    • 四半期ベースではドルが2.7%下げた

欧州時間の取引

  29日の米中首脳会談を控えてトレーダーが様子見を決める中、ドル指数は小幅に低下。G20首脳会議が開催されている中で慎重ムードが強く、対ドルでスイス・フランや円が上昇した。
原題:Dollar Posts Monthly Loss Amid Focus on Summit: Inside G-10(抜粋)
Dollar Drops on Rebalancing Flows, Focus on G-20: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株上昇、S&P500種は月間で1月来の大幅高

  28日の米国株相場は上昇。S&P500種株価指数は続伸し、月間では1月以来の大幅高となった。週末予定される米中首脳会談で貿易摩擦を巡る状況が改善するとの楽観が広がった。

  • 米国株はS&P500種が続伸、月間では1月以来の大幅高
  • 米国債は上昇-10年債利回り2.01%
  • NY原油は下落、INSTEXでの取引に関するEU発表などで
  • NY金は上昇、月間でも大幅高-地政学的緊張などで

  S&P500種の6月の上昇率は6.9%、4-6月(第2四半期)は3.8%の上げとなった。6月は特に素材株が11%高。原油と金の大幅な値上がりが背景にある。半導体株は月間ベースで2011年以来の大幅高。同セクターは、貿易摩擦の中でも底堅さを示した。

  28日の相場では金融株が特に高い。米連邦準備制度理事会(FRB)のストレステスト(健全性審査)を受け、大手行は市場予想を上回る株主還元を実施する方針を表明した。一方でアップルは下落。一部製品の生産を米国から中国に移転するとの報道が嫌気された。

  米国債市場では、10年債利回りが2%を若干上回る水準。3月末の水準を40ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)近く下回っている。米製造業が減速している兆候を受け、年内に大幅利下げが実施されるとの見方が強まった。

  S&P500種株価指数は前日比0.6%高の2941.76。月間では6.9%高。ダウ工業株30種平均はこの日0.3%(73.38ドル)上げて26599.96ドル。ナスダック総合指数は0.5%上昇。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時56分現在、10年債利回りが1bp低下し2.01%。

  エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、ネラ・リチャードソン氏は貿易情勢に関して「市場は進展の兆しを目にしたいと考えている」とし、「『新たな関税合戦は始まらない』というシグナルが得られれば、来週に関しては明るい材料になるだろう」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は下落。シカゴ製造業景況指数の低調や、貿易取引支援機関(INSTEX)で最初の取引が処理されたとの欧州連合(EU)の発表に反応した。INSTEXを利用すると、米国の対イラン制裁措置にもかかわらず同国との取引が可能になる。ただ月間では、米・イランの対立や米国での在庫減を背景に1月以来の大幅高となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は96セント(1.6%)安の1バレル=58.47ドル。月間では9.3%上昇。ロンドンICEの北海ブレント9月限は93セント安の64.74ドル。

  ニューヨーク金先物相場は上昇。月間では、英国が国民投票で欧州連合(EU)離脱を決定した2016年6月以来の大幅高となった。金融緩和期待や地政学的緊張の高まり、米中貿易摩擦が続く中での世界経済減速が背景にある。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.1%高の1オンス=1413.70ドルで終了した。月間では7.8%上昇。
原題:Stocks Gain Ahead of U.S.-China Talks; Bonds Rise: Markets Wrap(抜粋)
Oil Falls as EU Adds Iran Sanctions Workaround Before G-20, OPEC
Oil Slides on Europe’s Iran Sanctions Workaround
Gold Posts Best Month Since Brexit Vote With G-20 on Horizon

◎欧州債:イタリア債上昇、ユーロ圏債をけん引-英国債は下落

  28日の欧州債市場はイタリア債が上昇。10年債利回りはドラギECB総裁が6月18日にポルトガルのシントラで行った演説以降で最大の低下。ドイツ債を中心に中核国債のパフォーマンスが準中核国債を上回った。

  • イタリアのレプブリカ紙は同国に対するEUの過剰財政赤字是正手続きが秋まで延期される可能性があると報じた。10年債利回りのドイツ債との利回り差は5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して240bp
  • 英国債は下落。ロンドン在勤のトレーダーによると、四半期末の利益確定が影響した
  • ドイツ10年債利回りは1bp低下してマイナス0.33%、フランス10年債利回りは1bp下げて0.01%。イタリア10年債利回りは6bp下げて2.07%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italy Leads Euro-Area Bond Gains; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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