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6月27日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数が横ばい、G20サミットに注目集まる

  27日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨に対して高安まちまち。20カ国・地域(G20)首脳会議に市場の注目が集まっている。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は変わらず。25日に3カ月ぶり安値から持ち直した後は、ほぼ横ばいとなっている
    • ドルに対してはニュージーランド・ドル、オーストラリア・ドル、カナダ・ドル、スイス・フランが上昇。一方、ポンドは下落
    • G20サミットでは29日に予定されている米中首脳会談が主要イベント。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、この会談は前提条件なしで開かれると言明する一方、合意がない場合には米国は対中追加関税に踏み切る可能性があると述べた
    • 米金融当局による利下げが必要か、またその場合の利下げ幅についての言及は時期尚早だと、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで述べた
  • ニューヨーク時間午後4時41分現在、ドルは対円で変わらずの1ドル=107円79銭
    • 一時は108円16銭と、19日以来の高値を付けた
  • ユーロはドルに対して変わらずの1ユーロ=1.1369ドル。一時は0.2%下げた
    • 200日移動平均の1.1344ドルが下値支持水準
    • ドイツの6月のインフレ率は前月と同じ1.3%
  • ポンドはドルに対し0.2%安の1ポンド=1.2668ドル
    • 次の与党保守党党首の最有力候補であるジョンソン前英外相が示した欧州連合(EU)離脱戦略に対し、合意なき離脱を阻止したい保守党議員の反発が高まっている

欧州時間の取引

  ユーロが対ドルで下げを埋める展開。ドイツの地域別消費者物価指数(CPI)が大半においてインフレ上昇を示したことが材料視された。G20サミットに先立ち米国と中国が貿易戦争の一時休戦で暫定合意したとの報道を受け、円は主要通貨の中で最も下げた。
原題:Dollar Stays Stable Amid Focus on G-20 Summit: Inside G-10(抜粋)
Euro Recovers on German Regional CPI, Yen Declines: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500が反発、米中首脳会談への期待

  27日の米株式市場ではS&P500種株価指数が5営業日ぶりに反発した。20カ国・地域(G20)首脳会議(大阪サミット)での米中首脳会談を控え、通商交渉に関する楽観が広がった。米国債も上昇。

  • 米国株はS&P500種が5日ぶり上昇、貿易巡り楽観-銀行高い
  • 米国債は上昇-10年債利回り2.01%
  • NY原油は小幅高、米中会談やOPECプラス会合待ち
  • NY金は続落、米中首脳会談待ち

  S&P500種はこのままいけば、月間ベースで1月以来の大幅高となる。5月は大きく下落していた。この日は銀行株の上げが目立った。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席の貿易協議を前に、両国の当局者による駆け引きが続いた。原油がバレル当たり60ドルを下回って推移する中、エネルギー株は値下がり。

  S&P500種は0.4%高の2924.92。ダウ工業株30種平均は10.24ドル下げて26526.58ドル。ナスダック総合指数は0.7%高。ニューヨーク時間午後4時42分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.01%。

  29日の米中首脳会談が市場にとって主要なイベントとなっている。関税賦課を保留するとの報道がある一方で、トランプ氏はさらなる関税を課すと再三にわたって警告。一方、金融政策も注目されており、世界的な景気減速の兆しに対応するため主要中銀が利下げに踏み切るとの期待が広がっている。

  ドイチェ・バンク・ウェルス・マネジメントで米州担当の最高投資責任者(CIO)を務めるディーパク・ピュリ氏は「投資家は今回の上昇に敏感になる必要がある。これは企業のファンダメンタルズや経済指標の改善に後押しされたものではない」と指摘。「これは純粋に2つの材料で押し上げられている。1つ目は米金融当局と欧州中央銀行(ECB)、緩和サイクルへの世界協調的な取り組みだ。2つ目は貿易問題の早期解決だ。これは失望に終わる可能性がある。G20サミットでは握手と協議継続以外に大きく異なる成果が生まれるとは想定していないためだ」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅続伸。米中貿易摩擦の行方にとって決定的となり得る両国首脳の会談待ちとなった。来週開かれる石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国で構成する「OPECプラス」の会合にも注目が集まっている。いずれの協議ともに結果は不透明な状況。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は5セント(0.1%)高の1バレル=59.43ドルで終了。終値では5月22日以来の高値。ロンドンICEの北海ブレント8月限は6セント上昇の66.55ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。最近の上昇を受けて、利益確定の動きが出た。大阪サミットでのトランプ氏と習主席の会談を待つ姿勢も広がった。金はこのまま月を終えれば月間ベースでは2016年6月以来の大幅高となる。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.2%安の1オンス=1412ドルで終了した。
原題:U.S. Stocks Gain on Trade Hopes; Treasuries Rise: Markets Wrap(抜粋)
Oil Inches Higher as Investors Await Pivotal Trade, OPEC+ Talks
PRECIOUS: Gold Declines as Investors Await Trump-Xi Meeting

◎欧州債:ドイツ債は上昇、関税巡る緊張で-イタリア債変わらず

  27日の欧州債市場でドイツ債が上昇。G20首脳会議を控え、追加関税を巡る不安が背景にある。イタリア債はほぼ変わらず。

  • ドイツ債は一時、ドイツの地域別CPI統計を手掛かりに下げていたが、米中通商問題を巡る緊張から安全資産への逃避買いを集めた
  • 英国債のパフォーマンスはドイツ債をやや下回った
  • ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下してマイナス0.32%、フランス10年債利回りは1bp下げて0.01%。イタリア10年債利回りは1bp下げて2.13%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds Advance on Trade, Italian Bonds Steady; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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