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債券上昇、日銀オペで好需給を再確認との見方-利回りはフラット化

更新日時

債券相場は上昇。前日の米長期金利低下の流れを引き継いだほか、日本銀行がこの日に実施した長期と超長期ゾーン対象の買い入れオペ結果で良好な需給が示されたことから、買い圧力が強まった。超長期債利回りの低下幅が大きくなり、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 長期国債先物9月物の終値は前日比11銭高の153円85銭。一時は153円89銭まで上昇
  • 新発10年債利回りは、前日比2ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.165%と、3営業日ぶりの低水準
  • 新発20年債利回りは2bp低い0.225%、新発30年債利回りは3bp低い0.355%

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • オペの結果であらためて需給の良さが確認され、後場は再び強含む展開
  • 世界的な低金利環境に対する意識は変わらず、なかなか債券を手放せないという状況が続いている
  • 一方で、日銀がフラット化に懸念を示す中で、今日公表される7月のオペ運営方針への警戒感はくすぶっている

日銀オペ

  • 対象は残存期間5年超10年以下と10年超、買い入れ通知額は各ゾーンで前回から据え置き
  • 応札倍率は全ゾーンで前回から低下し、市場の債券売り圧力の弱まりが示された
  • 午後5時には7月の国債買い入れ運営方針が公表される
  • パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
    • 懸念された超長期ゾーンの減額もなく、昨日までのスティープ(傾斜)化の巻き戻しで30年や40年に買いが入った
    • 7月のオペ運営方針で超長期の減額が示唆される可能性もないわけではない
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

  • 27日の米10年物国債利回りは前日比3bp低い2.01%程度
  • トランプ米大統領、20カ国・地域(G20)首脳会議(大阪サミット)に合わせて29日午前に中国の習主席と会談
  • クドロー米国家経済会議(NEC)委員長はFOXニュースに対し、合意なければ中国製品に追加関税を賦課する可能性あると発言

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.225%-0.260%-0.165%0.225%0.355%0.405%
前日比-1.0bp-1.0bp-2.0bp-2.0bp-3.0bp-3.0bp
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