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米金融当局、年内2回の0.25ポイント利下げへ-エコノミスト調査

  • 先週のFOMC受けて1回の見通しから変更、鍵握る米中首脳会談
  • パウエル議長の理事降格にトランプ大統領が動くことないと見込む

ブルームバーグがエコノミストを対象に20-24日に実施した調査では、米金融当局が年内に2回利下げするとの見通しが中央値として示された。投資家の予想に近づいたものの、両者の見解はまだ完全には一致していない。

  それによれば、エコノミストは9月と12月に0.25ポイントずつの米利下げを予想。18、19両日の連邦公開市場委員会(FOMC)前の同様の調査では、年内は0.25ポイント利下げが1回だけ行われると見込まれていた。

Looking for More Cuts

Estimates for the upper bound of the Fed Funds Rate

  エコノミストが比較的慎重な見方なのに対し、投資家は7月の利下げ開始を予想するとともに、年末までの利下げ幅は計0.75ポイント近くに達すると予測している。

  数人のエコノミストは、米国と中国など主要貿易相手国との通商摩擦が解決の方向に前進するかどうか次第で、自身の予想を変える可能性があるとの考えを示した。

  レイモンド・ジェームズのチーフエコノミスト、スコット・ブラウン氏は「経済見通しには多くの不確実性があり、通商摩擦が沈静化に向かうか、激化するかに大きく依存する」と指摘した。

  予想中央値に基づけば、28、29両日に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議の際に、米中首脳が通商交渉再開で合意する確率は50%とされた。より前向きな結果と一段と悪い結果の確率はほぼ半々となっている。

  一方、米金融当局が1回の利下げで引き下げ幅を0.5ポイントとするとの回答は、36人中3人にとどまった。

How Big Will The First Cut Be?

  このほか、トランプ大統領が重ねて批判しているパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長を実際に理事に降格させる可能性を巡っては、否定的な予想が示された。ただ、大統領がそのような動きを見せた場合、金融市場は「非常にネガティブ」な反応を示すとの回答が半数余りに上った。

原題:Fed Is Headed for Two Quarter-Point Rate Cuts This Year: Survey(抜粋)

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