コンテンツにスキップする

米民主党、初の大統領選TV討論会-民間医療保険巡り激しい論戦

  • 混戦模様の民主党、フロリダ州マイアミで2日間に分けて討論会
  • ウォーレン上院議員、サンダース議員提唱の国民皆保険制度案に賛同

米民主党は26日、2020年米大統領選に出馬表明した候補による初のテレビ討論会をフロリダ州マイアミで開いた。激しい論戦となったテーマの1つはヘルスケアで、候補らは国民皆保険制度の必要性では一致したものの、これが民間健康保険の終わりを意味するかどうかでは意見が異なった。

  民間保険を廃止して政府運営の制度を支持するかとの質問に挙手したのは、登壇した候補10人のうちエリザベス・ウォーレン上院議員とニューヨーク市長のビル・デブラシオ氏の2人。政府のメディケア(高齢者・障害者向け公的医療保険)を利用した保険提供計画を支持するウォーレン氏は、保険会社には支払いを行わずに保険料をできるだけ引き上げるという営利の動機があると述べ、「メディケア・フォー・オール(国民皆保険制度)がその問題を解決する」と指摘。米経済の「構造改革」を目指す考えを表明した。

  混戦模様の民主党候補指名レースで支持者獲得に苦戦するデブラシオ氏は、オルーク元下院議員(テキサス州)が民間保険の廃止を支持しないと述べると、「民間保険は数千万人の米国民の役に立っていない」と反論した。

Candidates Attend First 2020 Democratic Presidential Debate

エリザベス・ウォーレン上院議員

Photographer: Jayme Gershen/Bloomberg

  初日の討論会で最大の意見相違が見られたのはヘルスケアだったが、主要な問題では多くの候補者が立場をほぼ同じくし、米経済は富裕層に恩恵をもたらす方向に傾きすぎているという見解で概ね一致した。ヘルスケアを巡る論戦はデブラシオ氏ら支持率が低い候補者に全米の視聴者の注目を集める初の機会となった。

  民主党のテレビ討論会は26日と27日の2日間に候補者が10人ずつ登壇。いずれの日も支持率上位と下位の候補を混ぜて行われる。26日夜の討論会に出席した候補者で最も高い支持を得ているのはウォーレン上院議員で、指名獲得最有力と目されるバイデン元副大統領とサンダース上院議員は27日の討論会に出席する。

Democratic Presidential Candidates Participate In First Debate Of 2020 Election Over Two Nights

民主党の大統領選候補テレビ討論会(6月26日)

Photographer: Joe Raedle/Getty Images
relates to 米民主党、初の大統領選TV討論会-民間医療保険巡り激しい論戦
US-VOTE-2020-DEMOCRATS-DEBATE

オルーク元下院議員

Photographer: Jim Watson/AFP via Getty Images

原題:Democrats Tangle on Private Health Insurance in First Debate
Warren Says She’s With Rival Bernie Sanders on Medicare-For-All (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE