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6月26日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが資源国通貨に対して下落、対逃避通貨では上昇

  26日のニューヨーク外国為替市場ではドルが資源国通貨に対して下落。原油相場の上昇が背景にある。一方、逃避先通貨に対しては上昇した。月末が近づいている上、今週末に20カ国・地域(G20)首脳会議を控え、持ち高調整や買い戻しが見られた。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%未満低下
  • アジア在勤のあるブローカーによると、月末、四半期末、半期末に絡んだドル需要があり、ドル指数は一時0.1%上昇
  • ドルの買い戻しが対円と対カナダ・ドルを中心に入ったこともドルを支えた。ドル指数が前日、テクニカル的に強気な形になったことも支援材料。同指数は前々日の高値を上回った一方で前々日の安値を下回り、かつ上昇して終了。19日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合後の売りが一息ついた
    • セントルイス連銀のブラード総裁、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の前日の発言をトレーダーは引き続き消化。発言では漸進的な姿勢が示唆され、0.5ポイントの大幅利下げの思惑が後退した
    • 貿易関連では、中国国家主席との会談後に合意に関し進展がなければ、米国は中国製品に大規模な追加関税を賦課するとトランプ米大統領が述べた。ムニューシン米財務長官は、米中が通商合意に至ることを「期待している」と発言
  • ニューヨーク時間午後4時50分現在、ドルは対円で0.5%高の1ドル=107円77銭。米国債利回りの上昇を背景に、一時は107円85銭まで上昇
  • ユーロはドルに対して変わらずの1ユーロ=1.1367ドル
    • ユーロは対円で0.6%高。約2週間ぶり高値を付ける場面もあった
  • ポンドはドルに対しほぼ横ばいの1ポンド=1.2687ドル。ロンドン時間の序盤に1ポンド=1.2663ドルで今週の安値を付けた
    • イングランド銀行のカーニー総裁は、ジョンソン前外相の欧州連合(EU)離脱戦略を批判した

欧州時間の取引

  ブラード総裁の発言を受けて米国債相場が下落し、ドル指数は堅調となった。
原題:Dollar Steady Amid Short Covering, Month-End Flows: Inside G-10(抜粋)
Dollar Steadies as Fed Easing Bets Fade, Kiwi Gains: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株は小幅安、貿易懸念が重し-国債下落

  26日の米株式相場は総じて下落。テクノロジー株は堅調だったものの、貿易を巡る懸念が重しになった。米国債と金は下落。来月の大幅利下げ観測が後退した。

  • 米国株は小幅安、貿易懸念-テクノロジーは高い
  • 米国債は下落-10年債利回り2.05%
  • NY原油は5週間ぶり高値、米在庫が2016年以来の大幅減
  • NY金は反落、米利下げの規模に疑問符

  S&P500種株価指数は4営業日続落で、騰落比率は2対3。日中はもみ合う場面が多かった。今週のトランプ米大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談を前に、貿易に関して米政府からさまざまな見解が示された。

  ナスダック指数は上昇。一方、フェイスブックのほか、グーグルの親会社アルファベットは下落した。トランプ氏が米政府は両社を訴えるべきだと述べたことがきっかけ。マイクロン・テクノロジーの業績が予想を上回ったことを好感し、フィラデルフィア半導体株指数は約1カ月ぶりの高値となった。

  S&P500種は0.1%安の2913.78。ダウ工業株30種平均は11.40ドル下げて26536.82ドル。ナスダック総合指数は0.3%高。ニューヨーク時間午後4時40分現在、米10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.05%。

  ナティクシス・インベストメント・マネジャーズのポートフォリオストラテジスト、ジャック・ジャナシウィッツ氏は「注目材料は2つある。1つ目は今週の20カ国・地域(G20)首脳会議(大阪サミット)で、2つ目は米金融当局と金融緩和の可能性だ。米金融当局だけではなく、他の主要中銀の多くも含まれる」と指摘。「両材料ともかなり異なる相反する流れをもたらしており、市場がこの先どのように反応するのかという点でかなり大きな意味合いを持つ可能性がある」と述べた。

  今週の米中首脳会談を控え、両国の貿易摩擦が大きく意識されている。トランプ氏はこの日、首脳会談後に貿易合意に関して進展がない場合、中国製品に大規模な追加関税を賦課すると再び警告した。一方、米金融当局は大幅な利下げを実施して世界経済への向かい風に対応すると多くのトレーダーが期待しているが、セントルイス連銀のブラード総裁は前日、それは既定路線ではないとの考えを明確に示した。

  ニューヨーク原油先物相場は反発し、5週間ぶりの高値を付けた。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計で原油在庫が2016年9月以来の大幅減少となったことから、需要見通しが改善した。原油の輸出は過去最大だった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は1.55ドル(2.7%)高の1バレル=59.38ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は1.44ドル(2.2%)上昇の66.49ドル。

  ニューヨーク金相場は7営業日ぶりに下落。前日は6年ぶり高値を付けていたが、米金融当局者の発言を受けて利下げの規模に関する期待が後退した。金スポット相場は一時1.5%安。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.2%安の1オンス=1415.40ドルで終了した。
原題:Stocks Edge Lower; Treasuries Fall, Oil Advances: Markets Wrap(抜粋)
Oil Reaches 5-Week High on Biggest Drop in Stockpiles Since 2016
Gold Takes Breather After Rally to Six-Year High on Rate Doubts

◎欧州債:ドイツ債が下落、米国債に追随-イタリア債は上昇

  26日の欧州債市場ではドイツ債が下落。米国債の下げに追随した。米中通商協議が決着に向かうとの見方が背景だ。イタリア債は上昇。ロイター通信が関係者を引用し、法律の抜け穴によってECBが債券購入を増やすことも可能だと報じたのが手掛かり。

  • ドイツ債は下落。中核国債のイールドカーブがスティープ化したほか、準中核国の長期債イールドカーブがフラット化した
  • 英国債は下落。英中銀のカーニー総裁は合意なきEU離脱となった場合、追加緩和に踏み切る確率が増すだろうと述べた
  • ドイツ10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇してマイナス0.31%、フランス10年債利回りは2bp上げて0.02%。イタリア10年債利回りは3bp下げて2.13%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds Fall With USTs, Italian Bonds Rise; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為、米株・国債・商品を更新します.)
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