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債券は超長期中心に下落、リスクオンでフラット化修正との見方

更新日時

債券相場は超長期債を中心に下落。米中通商協議の進展期待を背景にリスク選好の円安・株高が進んだことから、利回り曲線のフラット(平たん)化を見込んだ超長期ゾーンの持ち高を修正する売りが優勢となった。

  • 新発20年債利回りは一時2ベーシスポイント(bp)高い0.255%
  • 新発30年債利回りは0.39%と14日以来、新発40年債利回りは0.44%と7日以来の高い水準
  • 新発10年債利回りは0.5bp高いマイナス0.145%、一時はマイナス0.14%
  • 長期国債先物9月物の終値は前日比5銭安の153円74銭

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 超長期はアンワインドの動き。20カ国・地域(G20)首脳会議の米中協議でリスクオンになれば、円安に伴う超長期スワップの固定金利払いも出やすい
  • スティープ(傾斜)化は先週末から続いており、日本銀行がリバーサルレートの論文を出して利下げ観測が後退していることもフラット化ポジションを外す要因
  • 黒田東彦日銀総裁のフラット化進行を注視する発言もあり、明日の超長期ゾーンのオペ減額や来月のオペ方針変更に対する懸念も

2年債入札

  • 最低落札価格は100円62銭5厘と、ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値を5厘上回る
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.39倍と昨年9月以来の低水準、テール(最低と平均落札価格の差)は1銭1厘と昨年7月以来の大きさ
  • 野村証の中島氏
    • 前日に日銀の残存3ー5年オペに応札が膨らんでおり、5年債を外して2年債に短期化した可能性
    • ただ、応札があまり集まらず、海外勢の札が減ったのではないか。米2年債と比べ日本国債のドル建て2年債の妙味はそれほど悪化してないが、来月末の米利下げが意識され、ドル建てで買う動きが後退した可能性
  • 備考:過去の2年債入札の結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.215%-0.255%-0.145%0.245%0.380%0.435%
前日比+0.5bp+0.5bp+0.5bp+1.0bp+1.5bp+2.5bp
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