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ロンドン、パリ、中東でストックピッカー暗躍か-インサイダー疑惑

  • トレーダーの国際ネットワークを米検察が捜査していると関係者
  • ジュネーブ拠点の被疑者のトレーダーが5月に米に引き渡された
relates to ロンドン、パリ、中東でストックピッカー暗躍か-インサイダー疑惑
Photographer: Brent Lewin/Bloomberg
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メガディール(大型の合併・買収=M&A)に関する非公開情報を探り出すため、銀行や企業に食い込むトレーダーの国際ネットワークを米検察当局が捜査している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、M&Aに関する企業の発表やメディア報道より先に関連銘柄の取引を行うことで、巨額の利益を得た欧州と中東の「ストックピッカー」グループが、ニューヨーク南部地区の連邦地検の捜査で焦点になっている。数年前から米英仏の検察が並行して進める捜査の一環という。

  昨年11月には証券詐欺に関与した疑いで米当局が令状を出し、ジュネーブを拠点とする被疑者のトレーダー1人をセルビア当局が拘束。ベオグラードの裁判所の広報担当によれば、この人物は今年5月に米国に引き渡された。マンハッタンの連邦地検のジェフリー・バーマン検事正の報道官と英金融行動監視機構(FCA)の報道官は、いずれもコメントを控えている。フランス金融検察局(PNF)にもコメントを求めたが、報道官から返答はない。

  ロンドンやパリ、ジュネーブ、ドバイ、他の都市に広がる十数人のトレーダーグループに被疑者は属しているとみられる。関係者によると、彼らがアドバイザーや経営幹部、弁護士、政府当局者に現金や贈答品で近づいた疑いがあり、情報源となり得たこれらの人物も捜査対象になっているという。

原題:U.S. Prosecutors Join Multinational Crackdown on Insider Trading(抜粋)

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