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LIXIL株が急伸、08年以来の日中上昇率ー瀨戸氏がトップ復帰

更新日時
  • みずほ証が投資判断を中立から買いに引き上げ-目標株価2200円
  • イタリア建材子会社の売却検討にも期待高まる-みずほ証
LIXIL

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Photographer: Tomohiro Ohsumi / Bloomberg

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住宅設備大手LIXIL(リクシル)グループの株価が続伸し、一時前日比19%高と2008年10月28日以来の日中上昇率を記録した。25日の定時株主総会で、株主側が提案していた瀬戸欣哉元社長兼最高経営責任者(CEO)を含む取締役8人全員が選任され、同氏が経営トップに返り咲いたことは、市場では想定外の好材料として受け止められている。

  26日午前11時17分時点の株価は同17%高の1724円。25日の株主総会では福原賢一氏と竹内洋氏を除く会社側提案の6人の候補も選任されたが、株主側は8人と取締役会の過半数を上回った。リクシルGは25日夜、復帰に意欲を見せていた瀬戸氏が同日付でCEOに就任し、会社側の取締役候補として選任された大坪一彦副社長も留任する人事を発表した。

  定時株主総会の結果を受けて、みずほ証券はリクシルG株の投資判断を従来の「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価を1400円から2200円に引き上げた。ブルームバーグが集計したアナリスト12人の目標株価の平均は1643円33銭。同証の中川義裕アナリストらは25日付のリポートで、株主総会の最終的な結果について見通しが立ちにくかった中で、瀬戸氏が選任されCEOに復帰したことは株式市場で「ポジティブサプライズと捉えている」と指摘した。

  瀬戸氏が取締役会の過半数を握ることで、サッシなどの国内住宅建材事業の収益性向上や、本業とのシナジー効果の低い事業の見直し、国内生産工場の合理化などが推進される見込みで、リクシルGの業績改善期待が高まるとの見通しを示した。

  さらに、前期(19年3月期)の純損失計上の主因となったイタリア建材子会社ペルマスティリーザについても、「売却を含む複数の選択肢が積極的に検討されると期待される」との考えを明らかにした。その上で、今後の瀬戸氏の課題として、潮田氏の影響力排除の徹底や、会社提案の取締役との協力体制構築が想定されると指摘した。

(アナリストのコメントを追加して記事を更新します.)
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