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Photographer: FRANCK ROBICHON/EPA

日銀国債買い入れオペ、中期ゾーン対象の減額観測強まる

epa05132491 (FILE) The Bank of Japan (BOJ) building is reflected in a telephone box in Tokyo, Japan, 07 October 2015. The Bank of Japan announced on 29 January 2016 it had decided to impose further monetary easing steps, adopting a negative interest rate to prop up the world's third-largest economy amid slumping consumption and China's slow economic growth. 'The bank will apply a negative interest rate of minus 0.1 percent to current accounts that financial institutions hold at the Bank,' the central bank said in a statement after a two-day monetary policy meeting.  EPA/FRANCK ROBICHON
Photographer: FRANCK ROBICHON/EPA

日本銀行がこの日に実施する中期債対象の国債買い入れオペに対する減額観測が強まっている。中期ゾーンでは期間が5年の金利水準が2年などよりも低い、逆イールドカーブの状態が続いていることや、前回のオペで需給逼迫(ひっぱく)が示されたことが背景にある。

  日銀は26日の午前10時10分の金融調節で、残存期間1年3年以下と3年超5年以下の国債買い入れ額を通知する予定。前回21日の買い入れ額はそれぞれ3500億円と4000億円。応札倍率はそれぞれ2.75倍、2.41倍に低下して、市場で需給が逼迫していることが示された。

  半面、日銀は今月の金融政策決定会合で金融緩和の姿勢を崩しておらず、買い入れ減額の可能性は低いとの見方もあり、市場では日銀の出方に注目が集まっている。

市場関係者の見方

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト

  • 買い入れ減額が決まる可能性が高そうだ。予想の根拠は前回21日に通知された同年限オペの結果が需給過熱感を示したこと、円高・ドル安圧力が昨晩からいったん弱まっていることなど
  • 日銀が中期債のオペ減額に動くことは、長期や超長期債に対しても一定程度は重しになる可能性がある

  
SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 前回21日のオペでは、3ー5年の平均とあん分利回り格差が拡大するなど非常に強い結果になった。一時的な強さだったと見て減額を見送るということも不可能ではなかろうが、普通に考えれば減額だろう
  • 減額しなかった場合は、減額しないのか、できないのかなど背景を探る必要性が高まる
  • 3-5年は現状の買い入れ額が続くと市場残存額が大きく減少することが想定される上、2-5年カーブの逆イールドが定着していることもあり、従来から減額すべき区分という認識

  
みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 金利低下への対応を急がないという日銀のスタンスが直近で変化する理由は特段ない
  • ドル・円が上値重く推移していることなども踏まえれば、今日のオファー額は据え置かれる公算が大きいだろう
  • 中短期ゾーンの需給の引き締まりが顕著であるため、オペ自体は無難ないし強い結果で通過するとみている

備考:過去の買い切りオペ一覧

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