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6月24日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数が3カ月ぶり安値、資源国通貨は上昇

  24日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が3カ月ぶり安値となった。今週は米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演や20カ国・地域(G20)首脳会議など、重要イベントが控えている。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下
    • 指数は5営業日続落。ドルは主要10通貨に対し幅広く値下がり
    • 市場の焦点は25日のパウエルFRB議長講演に移っている。この日はトランプ大統領が再び米金融当局批判を展開
  • 金や原油の値上がりを背景に、資源国通貨の上昇が目立った。トランプ大統領はイランの最高指導者ハメネイ師や軍高官8人に制裁を科した
    • スイス・フランは対ドルで今年の最高値を付けた
  • ニューヨーク時間午後4時59分現在、ユーロはドルに対して0.3%高の1ユーロ=1.1399ドルと、4営業日続伸
    • 一時は1.1404ドルと、3月21日以来の高値に
    • ドイツIfo経済研究所の企業景況感指数が2014年以来の低水準になったにもかかわらず、ユーロは上昇
  • ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=107円30銭。前週末には日中、1月3日以来の安値を付けていた
  • オーストラリア・ドルも米ドルに対し上昇。追加の金融緩和が達成できる効果には限界があるとの認識をオーストラリア準備銀行(中央銀行)総裁が示し、豪ドルを支え
  • ポンドはドルに対しほぼ変わらずの1ポンド=1.2743ドル。一時は1.2708ドルまで下げていた

欧州時間の取引

  ドイツの企業景況感指数悪化にもかかわらず、ユーロがドルに対し3カ月ぶり高値。ポンドは早い時間に上昇したものの、利益確定売りに押され下げに転じた。
原題:Dollar Touches Three-Month Low as Gold Surges: Inside G-10(抜粋)
Euro Eyes Best Run Since March, Pound Longs Trimmed: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500小幅続落、減速懸念で-国債上昇

  24日の米株式市場ではS&P500種株価指数が小幅続落。最高値からさらに離れた。緩和的な金融政策への期待が広がっている一方、世界的な景気減速に関する懸念も残っており、売りがやや優勢になった。米国債は上昇。

  • 米国株はS&P500種が続落-ヘルスケア安い
  • 米国債は上昇-10年債利回り2.02%
  • NY原油は続伸、トランプ氏ツイートでブレントは下落
  • NY金は続伸、1400ドル台-投資資金が流入

  S&P500種株価指数は続落。先週は利下げ観測を背景に最高値を更新していたが、勢いが弱まった。ヘルスケア株が安い。ブリストル・マイヤーズスクイブが急落。同社はセルジーン買収で規制当局の承認を得るため、セルジーンの主力医薬品の一つを売却する。米国の新たな対イラン制裁を受けて、エネルギー株も値下がり。小型株で構成するラッセル2000指数も下落した。

  S&P500種は0.2%安の2945.35。ダウ工業株30種平均は8.41ドル高の26727.54ドル。ナスダック総合指数は0.3%下げた。ニューヨーク時間午後4時53分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.02%。

  リスク資産の投資家は引き続き景気減速の兆しを材料視せず、世界各国・地域の中央銀行がハト派色を強めていることに注目している。25日には米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が金融政策について講演する予定。しかし、米国とイランの対立が激化し、20カ国・地域(G20)首脳会議(大阪サミット)でのトランプ氏と中国の習近平国家主席の首脳会談が両国貿易関係において重要となる中、市場センチメントは岐路に立っている可能性もある。

  ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「G20や石油輸出国機構(OPEC)の主要な会合を控え、相場の大きな動きは想定しづらい」と指摘。「トランプ大統領と習主席の会談、イランとの情勢がもたらし得る影響を踏まえれば、こうした会合の結果は株式相場の次の動きにとって非常に重要となろう」と述べた。

  NY原油先物相場は3営業日続伸。一方、ブレントは下落した。トランプ大統領は「なぜわれわれが代償もなしに他国のために(長年にわたって)輸送路を守っているのか」とホルムズ海峡の原油輸送路防衛を米国が担っている状況に疑問を投げかけた。トランプ氏はまた、イランの最高指導者ハメネイ師に制裁を科した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は47セント(0.8%)高の1バレル=57.90ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は34セント下落の64.86ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。21日の主要データによると、世界最大の金上場投資信託(ETF)である「SPDRゴールド・シェアーズ」に16億ドル近く流入したほか、金のネットロングポジションが拡大し、投機勢が金への投資を増やしていることが示唆された。金は一段高となる可能性がある。金はオンス当たり1400ドルを突破しており、終値ベースで2013年8月以来の高値となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は1.3%高の1オンス=1418.20ドルで終了。
原題:U.S. Stocks Fall; Treasuries Rise, Dollar Drops: Markets Wrap(抜粋)
Brent Oil Retreats as Trump Tweets, Sanctions Muddy Iran Policy
Gold Extends Rally Past $1,400 as Investors Pour Cash Into Funds

◎欧州債:イタリア債が上げ消す-ドイツ債上昇、独Ifoが低調で

  24日の欧州債市場では、ユーロ圏の株式相場が下落する中でイタリア債が上げを消した。ドイツ債は6月の独Ifo企業景況感指数の期待指数が予想中央値に届かず、上昇した。先物の出来高は平均を下回った。

  • EUがイタリアに対する過剰財政赤字是正手続き(EDP)開始を今週は見送ると伝わり、同国10年債は利回りが一時8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下。イタリアの代表的な株価指数FTSE・MIBはユーロ圏の大半の株価指数よりも下落率が大きかった
    • イタリアは24日遅くに、27日の国債入札について発表する予定。みずほのストラテジストは5年債と10年債の発行を予想
  • ドイツ債は上昇。準中核国債のパフォーマンスは中核国債を上回った
  • ドイツ10年債利回りは2bp低下してマイナス0.31%、フランス10年債利回りは2bp低下の0.03%。イタリア10年債利回りは1bp下げて2.14%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Erase Gain, Bunds Rise; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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