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米債券市場のコンセンサスに異議あり-G20で「忍耐」復活も

  • 市場が金融当局に行動を強制しているような環境は非常に奇妙だ
  • 米経済が金融当局の助けを必要としているようには見えない

米連邦準備制度が利下げ寸前にあるという債券市場のコンセンサスに、バンガードのストラテジスト、アン・マティアス氏が異を唱える。

  「ほとんど市場が金融当局に行動を強制しているようで、この環境は非常に奇妙だ」と同氏は先週の会議で発言。「当局が強制されて利下げするとは思わない」と述べた。

  マティアス氏はバンガードのグローバル金利および通貨ストラテジスト。同氏は少なくとも今週の20カ国・地域(G20)首脳会議までは、利下げについて確信するのは控えている。米中首脳が会談の予定で、一部の投資家は貿易合意に道が開けることを期待している。

  貿易に関する懸念が晴れれば、2%を下回る10年物米国債利回りや7月に0.25ポイントを超える利下げを織り込む市場は、景気拡大が続いている現状に即さないと同氏は指摘。

Ten-year yield reflects too much pessimism, says Vanguard's Mathias

  10年債利回りの2%割れは「過剰反応」だとの見方を示した。

  パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は先週、必要に応じて行動すると表明した。マティアス氏は成長が依然として堅調で失業率が3.6%と数十年ぶりの低水準にある今、米経済は連邦準備制度を必要としているようには見えないと感じている。

原題:Bond Market’s Fed Rate-Cut Consensus Has a Skeptic at Vanguard(抜粋)

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