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債券は下落、高値警戒感や20年入札控えた売りで-利回りスティープ化

更新日時

債券相場は下落。最近の国内金利の急速な低下に対する警戒感に加えて、翌日の20年債入札に向けた売りが超長期債を中心に優勢となり、利回り曲線にはスティープ(傾斜)化圧力が掛かった。

  • 長期国債先物9月物の終値は前週末比11銭安の153円82銭。一時153円78銭まで下落
  • 新発10年物354回債利回りは一時1.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.155%
  • 新発20年債利回りは2.5bp高い0.22%、新発30年債は3.5bp高い0.355%に上昇する場面も

市場関係者の見方

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト
  • 利付国債の入札も国債買い入れオペもないので、急速な金利低下の反動売りが出やすい。先週末に付けた20年債利回り0.2%割れは投資家にとって厳しい水準だ
  • 20年債入札をあすに控えて超長期ゾーンを中心に調整売りが優勢。13日の30年債入札が事前に過熱して弱い結果となったため、警戒感が広がっている
  • 超長期ゾーンの需給は基本的には強いが、今週は20カ国・地域(G20)首脳会議と米中首脳会談を控え、様子見ムードが広がりやすい
  • 為替相場が落ち着けば、日本銀行が残存期間10年超25年以下の国債買い入れオペを減額する可能性がある

背景

  • 財務省は25日に20年債入札を実施。発行予定額は9000億円程度
  • 日経平均株価の終値は前週末比0.1%高の2万1285円99銭で終了。円相場は1ドル=107円台前半を中心に推移
  • 米10年国債利回りは時間外取引で2.06%台半ばに上昇した後、午後に2.04%台前半に低下。前週末は3bp高い2.05%程度で終了

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.235%-0.265%-0.155%0.215%0.345%0.390%
前週末比+0.5bp+1.0bp+1.5bp+2.0bp+2.5bp+3.0bp
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