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【米国株・国債・商品】株が小反落、イラク情勢が重し-国債も下落

21日の米株式相場は小反落。S&P500種株価指数は前日更新した最高値から一段と上値を伸ばす場面もあったが、引けにかけて下げた。今週は主要中央銀行のハト派傾斜でリスク資産が上昇したものの、イランを巡る緊張の高まりが重しとなった。

  • 米国株は小反落-クアドルプルウィッチングで取引活発
  • 米国債は下落-10年債利回り2.05%
  • NY原油は続伸-週間で9.4%上昇
  • NY金は続伸-2013年以来の1400ドル台

  S&P500種は0.1%安の2950.46。ダウ工業株30種平均は34.04ドル(0.1%)安の26719.13ドル。ナスダック総合指数は0.2%下げた。米国債は下落。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.05%。

  S&P500種は今週初の下落となった。ダウ平均は昨年10月3日に付けた終値ベースの過去最高値を一時上回る場面もあった。21日は株価指数と個別株がそれぞれ先物とオプション取引の最終日を迎える「クアドルプルウィッチング」だったため取引高は30日平均を上回り、相場変動が高まった。

  ペイサーETFsディストリビューターズのショーン・オハラ社長は「前回のクアドルプルウィッチング時も同様にボラティリティーが高かった」とし、「より広い視野で言えば、投資家は今週起きたあらゆるニュースを消化し、イラン情勢の潜在的な脅威を推し量ろうとしているのだろう」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。米軍のドローンを撃墜したイランに報復攻撃をして死者を出すのは「相応」ではないために攻撃計画を取りやめたとトランプ大統領がツイートしたことについて、IHSマークイットのダニエル・ヤーギン副会長は「非常に混乱させるような」メッセージを送ったとブルームバーグテレビジョンで発言。「事態はかなり急激にエスカレートする恐れがある。アクシデントや誤解、将来的に何かが起きる余地が多くある。イラン側は追い込まれている」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は36セント(0.6%)高の1バレル=57.43ドルで終了。週間では9.4%値上がりし、2016年12月以来の大幅上昇となった。ロンドンICEの北海ブレント8月限は前日比75セント上昇し、65.20ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.2%高の1オンス=1400.10ドルで取引を終えた。1400ドルを突破したのは2013年以来。各国・地域の中銀がハト派姿勢を強めていることや利回りがマイナスの債券残高の増加など、金に対して強気になる理由は幾つも挙げられる。週間では4.1%上昇。

原題:U.S. Stocks Drop as Iran Tension Slows Risk Rally: Markets Wrap(抜粋)
Oil Posts Best Week Since 2016 as Trump Calls Off Iran Raids(抜粋)
Gold Closes Above $1,400, Posting Best Week in Three Years(抜粋)

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