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トランプ米大統領がイラン攻撃命じる、その後に中止-関係者

更新日時
  • 中止されたのは作戦実行の直前、復活の可能性も排除されない
  • イラン、米無人偵察機が領空を侵犯したとして撃墜
トランプ大統領

トランプ大統領

Photographer: Alex Wong/Getty Images North America
トランプ大統領
Photographer: Alex Wong/Getty Images North America

米政府は20日夜、イランに対する攻撃を中止した。両国間の緊張を劇的に悪化させたであろう攻撃を、トランプ米大統領はいったん承認していた。政権当局者が明らかにした。

President Trump Hosts Canadian Prime Minister Justin Trudeau At White House

トランプ米大統領とカナダのトルドー首相(ホワイトハウス執務室で、20日)

Photographer: Jim Lo Scalzo/Pool via Bloomberg

  イランが米海軍の無人偵察機をホルムズ海峡で撃墜したことを受けてトランプ大統領は攻撃を命じた。攻撃は幾つかの標的に対する空爆で、中止されたのは実行の直前だったと、国家安全保障に関わる問題であることから当局者が匿名で述べた。攻撃計画を復活させる可能性についてはコメントを避けた。

  トランプ大統領はイラン政府に対し、攻撃が差し迫っていることをオマーンを通じて伝えていたと、ロイター通信が21日、匿名のイラン当局者を引用して報じた。トランプ氏は戦争を望んでおらず協議をしたいとの考えを伝え、イラン側に短時間での対応を求めたという。

  イラン外務省は21日午前、マルクス・ライトナー駐イラン・スイス大使を同省に招いたことを明らかにした。米国とイランに国交はないため、スイス大使館はこれまでもイランにおける米国の利益を代表し、両国の仲介役を務めている。

  空爆が実施されていれば、世界の原油供給の3分の1を担う中東で広範な紛争につながりかねなかった。攻撃中止の理由については現時点で明らかでないが、攻撃命令とその中止は、軍事問題に関するトランプ大統領の姿勢の揺らぎを浮き彫りにする。

  イランのアラグチ外務次官は米無人偵察機がイランの領空を侵犯した「確固たる」証拠があると言明。残骸の一部がイラン領海から回収されたと付け加えた。

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米無人偵察機

Photographer: Erik Hildebrandt/Northrop Grumman via US Navy

原題:Trump Approved Air Strikes on Iran, Then Pulled Back, NYT Says
Trump Pulled Back From Iran Strikes Hours After Approving: NYT(抜粋)
Trump Ordered Military Strike Against Iran, Then Called It Off
Trump Ordered Military Strike on Iran, Then Called It Off (1)

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