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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

JPモルガンの年内「利下げなし」シナリオ-米中貿易合意で景気安定

  • 貿易合意と成長加速、金利低下の全てが同時に起こることはない
  • 成長見通しへのリスクが後退し始めれば、利下げは妥当でなくなる
The Marriner S. Eccles Federal Reserve building stands in Washington, D.C., U.S., on Monday, April 8, 2019. The Federal Reserve Board today is considering new rules governing the oversight of foreign banks. Chairman Jerome Powell said the Fed wants foreign lenders treated similarly to U.S. banks.
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度が早ければ来月にも利下げをする用意があると示唆したことで新興市場資産が値上がりしたが、JPモルガン・アセット・マネジメントは先走らないようにとトレーダーらに警告する。

  グローバル・マルチアセット・ストラテジストのベン・マンデル氏は、米金融当局が恐らく今年いっぱい金利を据え置くとみる。

  マンデル氏の理屈はこうだ。米中は狭い範囲の貿易合意に近く達する。その結果、企業景況感が改善し、景気見通しが安定する。同シナリオでは、市場が織り込む利下げの規模が大幅に縮小、これが株価の上昇を抑える。貿易合意と成長加速、金利低下の全てが同時に起こることはないと同氏は指摘。

  「利下げの可能性は明らかにあるが、成長見通しに対するリスクが後退し始めれば、利下げは妥当ではなくなるだろう」と述べた。

JPMorgan Asset Management says Fed cut won't be warranted

原題:JPMorgan Warns ‘Trilemma’ Will Limit Stock Gains as Fed on Hold(抜粋)

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