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6月19日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル3月来の大幅安、FOMCが利下げの可能性示唆

  19日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が3カ月ぶりの大幅安。米連邦公開市場委員会(FOMC)が利下げの可能性を示唆したほか、声明で景気判断を下方修正したことが背景。

  • ニューヨーク時間午後4時37分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下。一時は0.5%下げ、3月20日以来の大幅安。ドルは主要10通貨に対して広範に売られ、一方ポンドは上昇が目立った
  • FOMCは景気見通しに関する「不確実性」が増したと指摘
    • パウエル連邦準備制度理事会(FRB)は声明公表後の記者会見で、「見通しへのリスクをかなり留意しており、景気拡大の持続に向けて必要に応じて行動し、当局のツールを活用する準備が整っている」と述べた
  • 米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.03%。FOMC声明発表前は2.08%だった
  • 市場は今週のイングランド銀行(英中銀)や日本銀行の政策発表にも引き続き注目
  • ドルは対円で0.3%安の1ドル=108円11銭。対ユーロでは0.3%下落の1ユーロ=1.1227ドル
  • ポンドは対ドルで0.7%高。英国の5月のコアインフレ率は1.7%と前月の1.8%から低下したものの、市場予想の1.6%を上回った

欧州時間の取引

  FOMCの政策決定を控え、ドルが比較的小幅なレンジで推移した。ユーロとポンドは小幅上昇。トレーダーらによれば、短期勢のポジション調整でドルのロングが解消された。
原題:Dollar Drops by Most Since March on Fed’s Rate View: Inside G-10(抜粋)
Dollar Steadies Before Fed Decision, Pound Advances: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:国債と株上昇-FOMCハト派傾斜強める

  19日の米株式相場は3日続伸。主要株価指数は過去最高値にまた一歩近づいた。米国債は特に短期債の利回りが急低下。連邦公開市場委員会(FOMC)声明で米金融当局のハト派姿勢が強く示された。

  • 米国株は3日続伸、ハト派のFOMC声明に反応
  • 米国債は短期債中心に上昇-10年債利回りは2.02%
  • NY原油は反落-貿易と供給過剰への懸念が台頭
  • NY金スポットはFOMC後に急伸、先物は小幅安

  S&P500種株価指数は4月30日に付けた過去最高値に迫った。中でもヘルスケア、不動産、公益といった業種の上昇が目立った。FOMCはフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を据え置く一方、この10年余りで初の利下げの用意があることを示唆。これを受けて米2年債利回りは一時、12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて1.74%となった。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%高の2926.46。ダウ工業株30種平均は38.46ドル(0.2%)高の26504.00ドル。ナスダック総合指数は0.4%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは4bp低下の2.02%。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。米政府統計でガソリン需要が過去最高に達したことを受けて1%近く値上がりしたが失速し、貿易や供給過剰への懸念に押された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は14セント(0.3%)安の1バレル=53.76ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は32セント安の61.82ドル。

  みずほセキュリティーズUSAの先物部門ディレクター、ボブ・ヨーガー氏は米中貿易に関し、「『G20サミットで米中首脳会談が開かれる運びにはなったが、そこで果たして何か結果が出るのか』と考えている人が多い」とコメントした。

  ニューヨーク金市場では、FOMC声明発表後に金スポット相場が上昇。米金融当局が利下げへの構えを示唆したことに反応した。アバディーン・スタンダード・インベストメンツの投資戦略ディレクター、マクスウェル・ゴールド氏は、「今回利下げはなかったが、ハト派的な環境を市場が期待していること、また7月に利下げが行われる可能性は、金にとりポジティブだ」と電子メールで指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物9月限はFOMC声明発表前に、0.1%安の1オンス=1348.80ドルで終了。

  Eトレード・ファイナンシャルの投資戦略担当バイスプレジデント、マイク・ローウェンガート氏は、「明らかにハト派に傾斜した金融当局の文言が聞かれた」と指摘。「ホワイトハウスからの圧力を指摘することは可能だが、当局がこれまで常に雇用とインフレの2つのみを重視してきたことを忘れずにいるのが重要だ」と語った。

  最新のFOMC声明からは政策金利の判断において「辛抱強くなる」との文言が削除され、公表された当局者予測では、年内のインフレ率が当局の目標2%を大きく下回るとの見通しが示された。
原題:Bonds Surge, Dollar Weakens After Fed Turns Dovish: Markets Wrap(抜粋)
Oil Slips Below $54 as Trade Fears Outweigh U.S. Gasoline Demand
Spot Gold Jumps as Fed Seen Moving Closer to Cutting U.S. Rates

◎欧州債:ドイツ債下落、準中核国債も軟調-FOMC決定控え

  19日の欧州債市場でドイツ債が下落。準中核国債も軟調だった。ロンドン時間午後7時には、米連邦公開市場委員会(FOMC)による政策発表がある。

  • ドイツ債は中期債を中心に下落。フランス債も安い。フランスは20日に3、4、5年債入札を行う
  • イタリア債はほぼ変わらず。ギリシャ債は上昇。スペイン債は入札を控えて値下がりした
  • 英国債は下落。5月のコアインフレ率は予想中央値を上回った。英与党・保守党は午後にメイ首相の後任を決める党首選の第3回投票を行う
  • ドイツ10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げてマイナス0.29%、フランス10年債利回りは4bp上げて0.05%、イタリア10年債利回りは1bp上昇の2.12%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds Fall, Semi-Core Debt Underperforms Ahead of Fed Decision(抜粋)

(米国株・国債・商品を更新します.)
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