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ゴールドマンやシティが英国外への資本移転遅延、EU離脱延期で

  • ECB、各銀行に速やかに資本を移す計画を守るよう指示
  • 銀行側、英国がまだEU内にあり資本移転を強制できないと主張

ゴールドマン・サックス・グループスタンダードチャータードシティグループなどは、欧州当局の圧力にもかかわらず、英国外への資本移転を完了させていない。

  事情に詳しい関係者によると、これら世界の金融大手は英国の欧州連合(EU)離脱が遅れていることを理由に、当初予定していた資産移転を渋っている。これら銀行の幹部は欧州中央銀行(ECB)やドイツ規制当局との会合で、英国がまだEU内にあり顧客が依然としてロンドンでの取引を望んでいることから、資本移転の強制はできないと主張しているという。

  英国のEU離脱期限が10月末に延期され、ロンドンの金融サービス会社数社はユーロ圏で準備資産を積み上げることをぎりぎりまで遅らせている。ECBは各銀行に対し、欧州事業で生じ得る損失を確実に吸収できるよう、十分な準備金の確保を義務づけている。各行はユーロ圏での子会社設立を急ぎ、それに必要な資本水準についてECBと交渉していた。

  ECB銀行監督委員会のアンドレア・エンリア議長はブルームバーグの質問に対し、「英国のEU離脱を巡る政治的な不透明性があるにしても、各銀行が事業の一部移転の一環として、合意した事業モデルを履行するという約束を果たすとECBは見込んでいる。ECBはそのように各行に話している」と広報を通じて回答した。

  スタンダードチャータードは「フランクフルトに子会社を設立し、資金を投じた」と説明。シティとゴールドマンはコメントを控えた。

原題:Goldman, Citi Among Banks Postponing Assets Move as Brexit Looms(抜粋)

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