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法はFRBの側にあり、トランプ氏がパウエル議長解任目指しても

  • FRBは独自の分析で十分な確信を得たようだ
  • 法律ではFRB議長解任には理由が必要、金利水準ではない

トランプ米大統領がパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任を試みようとしても、法律は金融当局の味方だと、FRBは考えている。

  事情に詳しい複数の関係者によると、ホワイトハウスの法律顧問団は、パウエル氏から議長職を剥奪しFRB理事に降格させ得る方法の青写真をトランプ大統領に示した。一方、政策が十分に緩和的ではないとして大統領から頻繁に攻撃を受けているFRBは、簡単には引き下がらない姿勢を重ねて示唆した。

  パウエル氏解任の適法性をホワイトハウスが検討したことについてFRBに18日に質問したところ、ミシェル・スミス報道官は、議長の「解任は理由がある場合にのみ可能だ」と回答した。

  パウエル氏自身も今年3月、米CBSの番組「60ミニッツ」で、「私の任期が4年であることは法律によって明らかだ。任期を全うするつもりだ」と言明。屈しない姿勢を示していた。

  トランプ米大統領は18日、フロリダ州オーランドでの政治集会に向かう直前、パウエル氏の降格案について否定せず、「彼が何をするか見てみよう」と記者団に述べた。

  しかし、パウエル議長およびスミス氏の発言からは、トランプ氏が議長解任に動けば衝突となる可能性が示唆される。

  ワシントンのブルッキングス研究所の上級研究員、サラ・バインダー氏は「FRBは独自の分析を行い、十分な自信を得たようだ」と述べた。

原題:Fed Signals Law Is on Its Side If Trump Tries to Remove Powell(抜粋)

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