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6月18日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数が小幅安、米中協議見通し-FOMC決定待ち

  18日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が小幅に下落。来週の20カ国・地域(G20)首脳会議(大阪サミット)で中国の習近平国家主席と会談すると、トランプ米大統領が計画を明らかにしたことを受けて、貿易戦争を巡る懸念が和らいだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)は19日に政策決定を発表する。ハト派色を強めるとの見方が市場で広がっている。

  • ニューヨーク時間午後4時35分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%下落。一時は0.2%下げた一方で、0.1%上昇する場面も
    • ドルは主要10通貨に対して高安まちまち。主要10通貨ではニュージーランド・ドルと豪ドルの上昇が目立った
  • トランプ氏は習主席と「とても良い」電話会談ができたと明らかにし、G20で同主席と「時間をかけて会談する」意向を示した。首脳会談に先立ち、事務レベルの通商協議が開かれる
  • 新興国市場のほか、株式と商品相場が上昇。米国債利回りは下げ幅を縮小。見通しが改善しない場合は「追加の刺激策が必要になるだろう」とのドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁発言に反応し、米10年債利回りは一時2017年以来の水準に低下していた
  • ホワイトハウスは2月に、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長を降格させることの適法性を模索していたと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした
  • 市場は今週のイングランド銀行(英中銀)や日本銀行の政策決定にも引き続き注目
  • ドルは対ユーロで0.2%高の1ユーロ=1.1194ドル
  • ドルは対円では0.1%安の1ドル=108円44銭。山形県沖を震源とする地震が発生したと伝わると、一時108円06銭まで下げる場面も

欧州時間の取引

  ユーロが対ドルで1.12ドルを割り込んだ。ECBのドラギ総裁が利下げは政策手段の一部であると述べたことを受け、ECBによる年末までの0.1ポイント利下げが市場で織り込まれた。
原題:Dollar Slides on Trade Talks as Fed Decision Looms: Inside G-10(抜粋)
Euro Hits 2-Week Low as Draghi Spurs Rate-Cut Bets: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が続伸、米中摩擦緩和と緩和政策に期待

  18日の米株式相場は続伸。欧州中央銀行(ECB)が必要に応じ利下げする構えを示唆したこと、またトランプ大統領の対中貿易戦争が沈静化するとの楽観が追い風となり、主要株価指数は過去最高値に近づいた。米国債は上昇。

  • 米国株は続伸、サミットで米中首脳会談予定とトランプ氏ツイート
  • 米国債は上昇、10年債利回り2.06%に低下
  • NY原油は大幅反発、減産協議とユーロ圏刺激策への期待感
  • NY金は反発、主要中銀のハト派シグナルに反応

  
  大阪で行われる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で中国の習近平国家主席と会談するとトランプ大統領がツイートした後、S&P500種株価指数は最高値まであと1%以内となった。ただ、ホワイトハウスが連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を降格させることの適法性を模索していたとの報道を消化し、一時の1.4%上昇から上げ幅を縮小した。

  S&P500種株価指数は前日比1%高の2917.75。ダウ工業株30種平均は353.01ドル(1.4%)高の26465.54ドル。ナスダック総合指数は1.4%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.06%。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅反発。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国が減産延長を話し合う会合の開催に一歩近づいた。一方、ECBが新たな景気刺激策で需要を押し上げるとの観測も強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は1.97ドル(3.8%)高の1バレル=53.90ドルで終了。日中、4.6%高となる場面もあった。ロンドンICEの北海ブレント8月限は1.20ドル高の62.14ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。中央銀行からのハト派的シグナルに反応した。見通し改善がなければ追加の景気刺激措置が必要になるとドラギECB総裁が述べ、緩和に動くとの観測が強まった。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が移っている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.6%高の1オンス=1350.70ドルで終了。

  USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏(シアトル在勤)は、「市場はこれまで、トランプ・習会談の実現にかなり懐疑的だった」とコメント。「合意を取りまとめようという姿勢へのシフトは確かに大きな相場動因だ」と指摘した。

  ドラギECB総裁は、当局者が必要に応じ追加金融緩和を打ち出す構えだと述べた。最近はオーストラリアやロシア、インド、チリの中央銀行がそれぞれ政策緩和に動いている。オーストラリア準備銀行は18日発表した議事要旨で、今後さらなる緩和が適切となる可能性が大きいことを示した
原題:Stocks, Bonds Rise on China Trade, Stimulus Hopes: Markets Wrap(抜粋)
Crude Leaps as OPEC+ Eyes Meeting Date, Europe Talks Stimulus
PRECIOUS: Gold Gains as Traders Bet on Central Bank Dovishness

◎欧州債:ユーロ圏国債利回り、過去最低を更新-ドラギ総裁発言で

  18日の欧州債市場ではユーロ圏国債利回りが軒並み過去最低を更新した。ドラギECB総裁が追加金融緩和の可能性を示唆したため、買いが膨らんだ。短期金融市場は9月にECBによる10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げを織り込んでいる。

  • イタリア債およびギリシャ債を中心にユーロ圏国債が上昇
  • ドイツ債利回りはマイナス0.325%と過去最低を更新。フランス、オーストリア両国債も10年債利回りが初めてマイナスと下回った
  • ドイツ10年債利回りは8bp下げてマイナス0.32%、フランス10年債利回りは10bp下げて0.00%、イタリア10年債利回りは21bp低下の2.09%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Draghi Sends European Bond Yields Tumbling; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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