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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が続伸、米中摩擦緩和と緩和政策に期待

更新日時
Pedestrians use their smartphones near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Friday, June 14, 2019. PetSmart Inc.-controlled Chewy Inc. surged in its first day of trading after raising $1.02 billion in an initial public offering, as investors bet that pet owners will do more of their shopping online for everything from cat food to doggy sweaters.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

18日の米株式相場は続伸。欧州中央銀行(ECB)が必要に応じ利下げする構えを示唆したこと、またトランプ大統領の対中貿易戦争が沈静化するとの楽観が追い風となり、主要株価指数は過去最高値に近づいた。米国債は上昇。

  • 米国株は続伸、サミットで米中首脳会談予定とトランプ氏ツイート
  • 米国債は上昇、10年債利回り2.06%に低下
  • NY原油は大幅反発、減産協議とユーロ圏刺激策への期待感
  • NY金は反発、主要中銀のハト派シグナルに反応

  
  大阪で行われる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で中国の習近平国家主席と会談するとトランプ大統領がツイートした後、S&P500種株価指数は最高値まであと1%以内となった。ただ、ホワイトハウスが連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を降格させることの適法性を模索していたとの報道を消化し、一時の1.4%上昇から上げ幅を縮小した。

  S&P500種株価指数は前日比1%高の2917.75。ダウ工業株30種平均は353.01ドル(1.4%)高の26465.54ドル。ナスダック総合指数は1.4%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.06%。

The S&P 500 has risen within 1% of its all-time highs

  ニューヨーク原油先物相場は大幅反発。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国が減産延長を話し合う会合の開催に一歩近づいた。一方、ECBが新たな景気刺激策で需要を押し上げるとの観測も強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は1.97ドル(3.8%)高の1バレル=53.90ドルで終了。日中、4.6%高となる場面もあった。ロンドンICEの北海ブレント8月限は1.20ドル高の62.14ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。中央銀行からのハト派的シグナルに反応した。見通し改善がなければ追加の景気刺激措置が必要になるとドラギECB総裁が述べ、緩和に動くとの観測が強まった。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が移っている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.6%高の1オンス=1350.70ドルで終了。

  USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏(シアトル在勤)は、「市場はこれまで、トランプ・習会談の実現にかなり懐疑的だった」とコメント。「合意を取りまとめようという姿勢へのシフトは確かに大きな相場動因だ」と指摘した。

  ドラギECB総裁は、当局者が必要に応じ追加金融緩和を打ち出す構えだと述べた。最近はオーストラリアやロシア、インド、チリの中央銀行がそれぞれ政策緩和に動いている。オーストラリア準備銀行は18日発表した議事要旨で、今後さらなる緩和が適切となる可能性が大きいことを示した

原題:Stocks, Bonds Rise on China Trade, Stimulus Hopes: Markets Wrap(抜粋)
Crude Leaps as OPEC+ Eyes Meeting Date, Europe Talks Stimulus
PRECIOUS: Gold Gains as Traders Bet on Central Bank Dovishness

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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