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債券上昇か、ECB総裁発言受けた米欧金利低下で-日銀オペも下支え

債券相場は上昇が見込まれている。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が追加金融緩和の必要性に言及したことを受けて米欧の長期金利が低下した流れを引き継ぎ、買いが先行する見通し。日本銀行が超長期ゾーンを対象に実施する買い入れオペも相場を下支えするとみられている。

長期国債先物(9月物)153円60銭台~153円70銭台半ばか(前日153円53銭)
新発10年物国債(354回債)利回りマイナス0.155%~マイナス0.14%程度か
(前日マイナス0.13%)

  先物夜間取引で9月物はECB総裁の発言をきっかけに買い進まれ、一時153円75銭と、中心限月として2016年7月以来の高値を付けた。結局は、前日の日中終値比18銭高の153円71銭で引けた。長期金利はマイナス0.14%と、16年8月以来の水準まで低下した。

市場関係者の見方

東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト

  • ECB総裁が追加緩和の可能性を指摘、フランスの長期金利もマイナス圏をみた
  • 今日の相場は上伸と予想。日銀の買い入れもサポートになるかもしれない
  • しかし、米中首脳会談が行われるもようと、方向性の違う材料にも要注意
  • 先物中心限月の予想レンジは153円61銭~153円75銭

日銀オペ

  • 対象は残存期間10年超など
  • 前回の買い入れ額は10-25年が2000億円、25年超は400億円
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

海外市場の流れ

  • ドラギECB総裁、見通しが改善せずインフレ圧力が強まらない場合は「追加の刺激策が必要になるだろう」と発言
  • これを受けて18日の海外市場ではユーロ圏国債が買われ、ドイツ10債利回りはマイナス0.32%と過去最低を更新。仏10年債利回りは一時、初めてのマイナス圏に沈んだ
  • 米10年物国債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp)低い2.06%で引けた
  • 一方、28日から大阪で開催される20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で米中首脳会談実施の見通しを背景に、米株式相場は主要3株価指数が軒並み上昇
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