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日本株は大幅高、米中協議進展や米利下げを期待-輸出など全業種高い

更新日時
  • トランプ米大統領は中国の習近平国家主席とG20で会談の意向
  • 米FOMCは利下げの地ならしへの期待根強く、アジア株全面高

19日の東京株式相場は大幅反発。米国と中国との通商協議に対する楽観的な見方が広がった上、根強い米利下げ期待から業績懸念が和らぎ、電機や機械など輸出関連、市況高が追い風の卸売や非鉄金属中心に全業種が上げた。

  • TOPIXの終値は前日比26.60ポイント(1.7%)高の1555.27
  • 日経平均株価は同361円16銭(1.7%)高の2万1333円87銭

〈きょうのポイント〉

Inside the Tokyo Stock Exchange As Banks Continue Rally Following Yields Spike

東証内

Photographer: Akio Kon/Bloomberg
  • 米中首脳、貿易協議の再開目指し大阪G20で会談
  • ニューヨーク原油先物は3.8%高の1バレル=53.90ドル
  • 中国上海総合指数は一時2%超上昇
  • 市場はFRBの年内利下げ見通しで一致

  いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は、米国は20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で「米中首脳会談が無ければただちに関税を引き上げる考えだった。これを引き延ばせるという点で、会談が行われること自体が株式市場にとってポジティブ」と述べた。

  昨日の反動高も加わって株価指数は5日以来の大幅高となり、東証1部売買代金は2兆円を上回った。楽天証券経済研究所の土信田雅之シニアマーケットアナリストは、「米中首脳会談の実現見通しに加えて、連邦公開市場委員会(FOMC)への期待も高まった。先物に現物買いが追随し、売買はやや厚めになった」と話した。FOMCでは「来月の利下げへの地ならしとして何らかのアクションがあるだろう。7月から先の利下げについても示唆があるとみられている」と言う。

  もっとも、業種別指数の上昇率上位は鉱業や石油・石炭製品、パルプ・紙など「直近で買われていなかった業種が多く、買い戻しが中心。一時的な上げの色彩が強い」と楽天証の土信田氏。株価の戻りが継続するには「米中会談で話をするだけでは駄目。最低限、第4弾の追加関税見送りが必要」とみている。

19日は3日ぶり反発
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