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「バイトマン氏をECB総裁に」-ドイツが焦点シフトの可能性

  • 欧州委員長候補ウェーバー氏のキャンペーン、あまり奏功していない
  • メルケル首相とマクロン仏大統領の駆け引き次第か

ドイツのメルケル首相は欧州連合(EU)人事で獲得を目指すポストの焦点を、欧州委員会委員長から欧州中央銀行(ECB)総裁に移す可能性がある。

  ドイツ当局者らはメルケル首相が欧州委員長に推すマンフレート・ウェーバー氏が支持集めに苦戦していることを認識し、ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁をECB総裁に推す作戦に転換する準備をしている。事情に詳しい関係者が非公開情報を理由に匿名を条件に語った。

Deutsche Bundesbank President Jens Weidmann Annual News Conference

バイトマン氏

Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

  メルケル首相は欧州委員長かECB総裁のどちらかのポストをドイツ人で埋めたい考えだが、ウェーバー氏のキャンペーンがあまり奏功していない一方、ドラギ現総裁の政策に反対の立場を取ることの多かったバイトマン氏をECB総裁にするのも前途多難かもしれない。

  ジュリアス・ベアのチーフエコノミスト、ヤンウィレム・アケット氏は「ドイツ人が欧州委員長に就任しない場合はECBに圧力がかかるだろう」と述べた。

  人事に関する首脳間の協議は現在、膠着(こうちゃく)状態だが、今週後半にブリュッセルで開催される首脳会議で議論される見込みだ。EUの歴史の中で重要な瞬間の常で、今回も鍵はフランスとドイツになる。他の国の当局者らは本質的に、メルケル首相とマクロン仏大統領が何らかの合意に達するのを待っている。

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マクロン大統領とメルケル首相

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原題:Weidmann Waits as Merkel’s EU Candidate for Juncker Job Falters(抜粋)

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