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6月17日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが小幅高、FOMC控え様子見-ポンドは下落

  17日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが小幅高。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を控えて様子見姿勢が強まった。一方でポンドは5カ月ぶり安値に下落。英国では、次期首相を選ぶ保守党党首選の2回目の投票が18日に行われる。

  • ニューヨーク時間午後4時50分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%高。朝方は、ニューヨーク連銀製造業景況指数の大幅な低下を嫌気してこの日の安値に下げる場面もあった。6月の同指数は前月から26.4ポイント低下してマイナス8.6と、2016年10月以来の低水準
  • ウェルズ・ファーゴのストラテジスト、エリック・ネルソン氏:
    • 「低調な米経済指標がドルには下押し圧力となった」
    • 「FOMC会合の不確実性や重要度を踏まえると、投資家は会合を控えた状況ではどちらの方向にも強くコミットしたくはないだろう」
  • ドルは主要10通貨に対して高安まちまち。ポンドとオーストラリア・ドルは1月以来の安値に下落
  • FOMCは19日に政策決定を発表する。フェデラルファンド(FF)金利先物動向によると、年末までに約60ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げが示唆されている。今週はイングランド銀行(英中央銀行)や日本銀行も政策会合を開催する
  • ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1218ドル
    • 欧州中央銀行(ECB)のクーレ理事は、景気を支えるために必要であればECBは行動の用意があり、数カ月内にそのような決断に直面する可能性があるとの認識を示した
  • ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=108円52銭
    • 中国の習近平国家主席は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長からの招待で、今週20、21両日に北朝鮮を訪問すると、中国国営の新華社通信が伝えた
  • ポンドは0.4%安の1ポンド=1.2534ドルと、「フラッシュクラッシュ」が発生した1月3日以来の安値

欧州時間の取引

  欧州時間はドルが前週末の堅調を維持。FOMCや日銀などの政策会合が控える中でも、ややリスクオンの地合いが続いた。前週末の14日は、小売売上高などの米経済指標が好調でドルが上昇していた。
原題:Dollar Rises Amid Mixed Economic Data Before Fed: Inside G-10(抜粋)
Dollar Holds Gains, Treasuries Fall as Fed in Focus: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が上昇、FANG好調で-原油は安い

  17日の米株式相場は上昇。主要中銀の金融政策に関して重要な週に入る中、「FANG」と総称される大型ハイテク株の値上がりが特に目立った。ニューヨーク原油先物は3営業日ぶりに下落。

  • 米国株は上昇、FANG銘柄がナスダック押し上げ
  • 米国債は総じて下落-10年債利回りは2.09%
  • NY原油は反落、米製造業・住宅指標の軟調で需要懸念
  • NY金先物は小幅安、米利下げシグナル待ち

  フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル親会社アルファベットが上昇し、ナスダック総合指数を押し上げた。米国債は6月のニューヨーク連銀製造業景況指数の発表後に下げ幅を縮小したものの、欧州債に連れる格好で総じて軟調を維持した。

  S&P500種株価指数は前週末比0.1%高の2889.67。ダウ工業株30種平均は22.92ドル(0.1%)高の26112.53ドル。ナスダック総合指数は0.6%上昇。ニューヨーク時間午後4時54分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.09%。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。6月のNY連銀製造業景況指数は統計開始以来の大幅低下、米NAHB住宅市場指数は今年初の低下となり、原油需要が後退する新たな兆しと受け止められた。主要産油国が減産を協議する日程が依然決まっていないことも弱材料。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は58セント(1.1%)安の1バレル=51.93ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は1.07ドル安の60.94ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅安。ドルが小高く推移し、トレーダーは米利下げの可能性を示す手掛かり材料を待った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.1%安の1オンス=1342.90ドル。

  投資家は将来の利下げに関する手掛かりを求め、米金融当局の政策判断と声明を精査する見通し。一方、貿易関連でロス米商務長官は、大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせて米中首脳会談が実現した場合でも重要な通商合意がまとまる可能性は低いとの見解をあらためて示した。

  連邦公開市場委員会(FOMC)会合を控え、米国債市場は薄商い。2年債と10年債、また5年債と30年債の利回り差はそれぞれ縮小し、イールドカーブがフラット化した。
原題:Tech Leads U.S. Stock Advance; Crude Oil Declines: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Pare Declines and Yield Curve Flattens Ahead of FOMC
Oil Slips as Factories, Housing Flash Latest Economic Warnings
PRECIOUS: Gold Wavers as Traders Await Fed’s Signals on Rates

◎欧州債:イタリア債が上昇、ドイツ債は下落ーECB総裁講演控え

  17日の欧州債市場ではイタリア債が上昇。ドイツ債は下落した。ドラギECB総裁は同日夜にポルトガルのシントラで始まるECBの年次シンポジウムで冒頭演説を行う。

  • イタリア10年債利回りは一時7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げた。ドイツ債との利回り差は6bp縮小して253bp
  • ドイツ債は下落。準中核国債は中核国債を下回るパフォーマンスで、イールドカーブがスティープ化した
  • この日の英国債はほぼ変わらず
  • ドイツ10年債利回りは1bp上げてマイナス0.24%、フランス10年債利回りは1bp上げて0.11%、イタリア10年債利回りは6bp低下の2.29%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Rise, Bunds Fall; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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