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FOMCとG20からのリスク、市場は過小評価-JPモルガンが分析

  • FOMC会合の結果は3種類、G20後の展開は2つに1つ
  • 織り込まれたボラティリティー・リスク・プレミアムは平均以下

米金融当局の政策や米中貿易交渉の方向性を大きく動かす可能性のあるイベントを控えているにもかかわらず、投資家は市場混乱のリスクをほとんど見込んでいない。金融市場はそう示唆している。

  今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果としては、予想外の利下げ、今後の利下げ示唆、辛抱強い姿勢の維持の3つが考えられる。来週後半の20カ国・地域(G20)首脳会合での展開は、米中貿易協議が軌道に乗るか、関税再引き上げに向かうかの2つに1つだ。さらに、7月5日には米雇用統計の発表がある。

Federal Reserve Board Holds Open Meeting

ワシントンの米連邦準備制度理事会(FRB)本部

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  これらの出来事から金融市場は大きく動く可能性があるにもかかわらず、JPモルガン・チェースのストラテジストの推計によれば、織り込まれたボラティリティー・リスク・プレミアムは過去の平均を「大幅に」下回っている。ニコラオス・パニギリツオグル氏らストラテジストは5つの資産クラスにわたる12の指標を使用して同プレミアムを計算した。

  そのほか奇妙なのは、ボラティリティー指数VIXの先物のショートポジションが大きいこと、そしてS&P500種株価指数オプション残高のプット対コール比率が示すヘッジ水準の低さだと、JPモルガンのストラテジストらが14日のリポートに記述した。

  「オプション市場は、今後数週間に市場が直面する大きなイベントリスクに対して十分なクッションを用意できていない」とストラテジストは結論付けている。

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原題:Markets May Be Underpricing Major Risks From Fed, G-20 Meeting(抜粋)

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