米中首脳会談開かれても重要な通商合意の可能性低い-ロス米商務長官
Ros Krasny-
「よくても前向きに協議を再開するという合意にとどまりそうだ」
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今月の大阪G20で首脳会談が開催されるかまだ確認されていない
ロス米商務長官は16日、大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせてトランプ米大統領と中国の習近平国家主席の会談が実現した場合でも重要な通商合意がまとまる可能性は低いと述べた。

ロス米商務長官
写真家:Patrick T. Fallon / Bloomberg
ロス長官はパリ航空ショー出席のため訪問中のパリで米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューに応じ、「G20では、よくても前向きに協議を再開するという合意にとどまりそうだ」と発言した。米中貿易協議は5月初め以降滞っている。
ロス長官は、米中首脳会談が行われれば「議論の新たな基本原則と、詳細な実務議論を再開するスケジュールのようなもの」が示される可能性があると語った。首脳会談の開催はまだ確認されていない。
原題:Ross Downplays Prospect of Major Trade Deal at Trump-Xi Meeting(抜粋)
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