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債券は下落、5年入札控え中期と先物に売り-長期と超長期債は底堅い

更新日時

債券相場は下落。前週末の米長期金利が小幅低下する中でも円債先物が夜間取引で軟調となった流れを引き継ぎ、売りが先行した。中期ゾーンの利回りはあすに5年債入札を控えた売りで上昇した一方、10年債や20年債は需給面の支えを背景に底堅く推移した。

  • 長期国債先物9月物の終値は前週末比8銭安の153円48銭。一時153円46銭まで下落
  • 10年物354回債利回りは一時0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.135%と、7日と14日に付けた新発債としての2016年8月以来の水準に並ぶ
  • 新発20年債利回りは0.5bp低い0.235%、一時は0.23%に低下

市場関係者の見方

JPモルガン証券の山脇貴史債券調査部長
  • 先物がじり安なのは、先週の相場がかなりボラタイルだった余波ではないか
  • 短中期ゾーンの需給は基本的に全く問題ないが、今日は先物の弱さに影響されているようだ
  • 超長期ゾーンは、先週の30年債入札の結果は低調だったが、それ以外の需給はある程度しっかりしている
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)が予防的ではなく景気の悪化に対処するための利下げを迫られるなら、さらなる米金利低下も。来月初めの米経済指標で見極めへ

BNPパリバ証券の井川雄亮債券ストラテジスト
  • 今週最大の注目材料は日銀決定会合。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で数人が年内利下げ予想に転じるが中央値は変わらないなら金利市場の影響は限定的か
  • 今回の5年入札は流通利回りが再びマイナス0.2%台に下がってから初めてとなるが、問題なく消化されるだろう

背景

  • 財務省は18日に5年債入札を実施。発行予定額は1兆9000億円程度
  • 日経平均株価の終値は前週末比0.1%未満高の2万1124円ちょうどで終了。円相場は1ドル=108円台後半を中心に推移
  • 米10年国債利回りは時間外取引で一時2.11%台に上昇。前週末は1bp低い2.08%程度で終了

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.200%-0.230%-0.130%0.235%0.365%0.405%
前週末比+0.5bp+0.5bp 横ばい-0.5bp 横ばい 横ばい
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