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米小売売上高:5月は広範囲に増加-早期利下げ見通し不透明に

米国の小売売上高は5月に幅広い項目で増加した。商務省が14日発表したもので、その前2カ月分のデータも上方修正された。個人消費の堅調さが示唆され、米金融当局が近い時期に政策金利を引き下げるとの観測にブレーキをかけた。

キーポイント

  • 5月の小売売上高は前月比0.5%増
    • ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値は0.6%増
    • 4月は0.3%増(速報値0.2%減)に上方修正
  • 飲食店、自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたベースのコア売上高は5月に0.5%増
    • 市場予想0.4%増
    • 4月は0.4%増(速報値は横ばい)に上方修正

Still Spending

U.S. retail sales gained for third straight month after April figures revised from a decline

Source: U.S. Commerce Department

  小売売上高の増加は、着実な賃金上昇と半世紀ぶり低水準にある失業率が消費を支えていることを示唆する。その一方で、雇用やインフレ関連など他の指標は振るわず、トランプ政権が仕掛ける貿易戦争は企業の投資に重しとなっている。こうした中、投資家の間には7月に米金利が引き下げられるとの見方がある。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)の米経済担当責任者、ミシェル・マイヤー氏は「米金融当局にやや安心感を与える内容だった。当局がすぐにも行動を起こさなければならないとの考えは、これで取り除かれる」と指摘。「1-3月(第1四半期)の個人消費は軟調だったが、過去3カ月のトレンドはかなり堅調だった」と述べた。

  同氏はその上で、海外からのリスクが米経済全体に波及するかどうかという問題が残るとの見方を示した。

  5月の小売売上高は、主要13項目のうち11項目で増加。店舗を持たない小売り業態が1.4%増加し、全体をけん引した。家電製品の販売店は1.1%増、スポーツ・趣味用品・楽器・書籍も1.1%増加。ガソリンスタンドは0.3%増。自動車・同部品ディーラーは0.7%増で、4月は0.5%減(速報値1.1%減)へと上方修正された。

  自動車とガソリンを除いた小売売上高は0.5%増。4月は0.3%増(速報値0.2%減)。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Retail Sales Post Broad Rise in Challenge to Fed-Cut Case(抜粋)

(詳細や市場関係者の見方を追加して更新します)
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