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中国の工業生産、5月は2002年以来の小さな伸び-逆風浮き彫り

更新日時
  • 5月の工業生産は前年同月比5%増-予想5.4%増
  • 6%を上回るGDP成長率を維持するには追加の刺激策必要-ING

中国の5月の工業生産が2002年以来の小さな伸びにとどまった。米国との貿易戦争の中、中国経済が直面する逆風の強さが浮き彫りとなった。

  国家統計局が14日発表した5月の工業生産は前年同月比5%増。予想中央値の5.4%増を下回った。小売売上高は同8.6%増加。市場予想は8.1%増だった。

  1-5月の都市部固定資産投資は前年同期比5.6%増と伸びが鈍化。予想は6.1%増だった。

Although retail sales sees rebound

  政府と中国人民銀行(中央銀行)はインフラ投資の強化や与信の伸び支援、減税、消費喚起など対象を絞りながらさまざまな施策を打ち出してきたが、過去の景気減速局面のような大規模な刺激策は今のところ控えている。

  人民銀の易綱総裁は先週、貿易戦争が激しくなっても金融政策を調整する余地は「膨大に」あると言明した。

  スタンダードチャータードの中国マクロ戦略責任者、劉潔氏(香港在勤)は「予想を大幅に下回るものだった」と指摘。特に、20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせて行われる可能性がある米中首脳会談の結果が予想より悪ければ、人民銀が近いうちに行動を起こす公算が大きくなるだろうと述べた。

  ING銀行のエコノミスト、アイリス・パン氏(香港在勤)は「生産と固定資産投資の予想以上の減速は、6%を上回る国内総生産(GDP)成長率を維持するのに追加の刺激策が必要であることを示している」と分析した。

  5月の失業率は調査ベースで5%と、前月と同水準だった。

原題:China’s Industrial Output Growth Slows to Weakest Since 2002 (1)(抜粋)

(第4段落以降を追加し更新します.)
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