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ゴールドマン、「LIBOR後」の世界に目を向け新種の債券

  • 5年物米国債利回りに連動する永久債の条件を決定
  • 金融機関は変動金利商品の指標となる新たなベンチマークを模索

ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)がなくなった後の世界がどうなるかはまだ分からないが、ゴールドマン・サックス・グループは未来を見据えているようだ。

  同社は12日、LIBORなど伝統的な変動金利の指標ではなく、5年物米国債利回りに連動する永久債の条件を決定した。LIBORは2021年以降、段階的に廃止されることになっているため、金融機関は変動金利商品の指標となる新たなベンチマークを探している。

  変動金利債は通常、18カ月から5年で満期となるため、3カ月物LIBORのような短期の金利を指標にする。変動金利債の投資家は金利上昇で恩恵を受けるし、発行体は金利上昇(価格低下)を生かして買い戻すことができる。

  今回のゴールドマンの債券の仕組みはこの意味でユニークだ。通常は金利の見直しと早期償還は同じく3カ月ごとになるが、このゴールドマン債は発行から5年後には償還が半年ごとに可能になるものの、金利の見直しは5年ごととなる。

  従って、ゴールドマンは有利に債券を買い戻せる機会が増える一方、投資家は金利上昇の恩恵を受け損ねる可能性がある。ただ投資家はあまり気にしていないもようで、事情に詳しい関係者1人によると、5億ドル(約540億円)の募集に対し17億5000万ドルの注文があった。

  ゴールドマンの担当者はコメントを控えた。

原題:Goldman Bond Enters Uncharted Territory With Eye on Libor’s End(抜粋)

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