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30年国債入札が不振、急激な利回り低下に投資家需要細るー金利は反転

財務省が13日に実施した30年利付国債入札は不振に終わった。プラスの利回りが得られる超長期債に対する潜在的な需要は根強いとみられるものの、2年10カ月ぶりの水準まで低下したことへの警戒感が強まった。

  今回の入札では最低落札価格が104円05銭と、ブルームバーグが事前に調査した市場予想の中央値の105円10銭を1円以上下回った。投資家需要の強さを反映する応札倍率は3.47倍と2017年11月以来の低水準となり、小さければ順調とされるテール(平均と最低落札価格の差)は87銭と前回の3銭から6年ぶりの水準に急拡大した。

  予想を大幅に下回る入札結果を受けて、新発30年国債利回りは0.36%まで急反転。朝方は0.305%と16年8月以来の低水準を記録していた。長期国債先物中心限月は153円60銭付近から入札結果発表後に20銭以上も水準を切り下げた。

  バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、30年債入札結果は市場予想よりも弱かったと指摘。「さすがに午前中の金利低下は行き過ぎ。超長期債に需要が集中することを懸念した一部投資家の買いが待ちきれずに入ったとみられ、高値で迎えた入札では7000億円の供給が吸収しきれなかった感がある」と説明した。

30年債入札の応札倍率推移
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